STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部の企業に,情報システムの開発,運用,保守などに関するすべて又は一部の業務を委託すること
- イ情報システム部門を分離して子会社にし,親会社以外からの業務の委託を受けること
- ウ派遣契約をしている要員が,監督者の指示を受けて,情報システムの開発,運用,保守などに関する作業を実施すること
- エユーザ部門に,情報システムの運用,保守のすべて又は一部の業務を移管すること
解き方のヒントを見る
委託形態を比べる視点
アウトソーシングの形態を整理するときは、名称や印象だけで判断せず、誰がどの範囲の業務を担い、利用側が何を管理し続けるのかという役割分担に注目して状況を丁寧に見ます。
この問題で問われていること
各選択肢を読む際は、業務の担当主体と責任の境界がどこに置かれているかを一つの軸で確認し、契約の細部や一般的なイメージから結論を急がないようにします。
視点
整理の出発点として、サービスを提供する側と利用する側の関係を捉え、対象となる業務の範囲、継続的な管理の所在、成果に対する責任の置かれ方を同じ基準で見比べます。用語の響きではなく、役割の境界に目を向けることが大切です。
確認ポイント
- 業務を担う主体と、利用側に残る役割を分けて読めているか。
- 委託の対象範囲と、管理・責任の境界を同じ基準で比べているか。
- 名称や印象ではなく、問題文中の役割分担に基づいて判断しているか。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
情報システムのアウトソーシングとは、情報システムに関する業務の全部または一部を外部企業へ委託することです。開発、運用、保守などが対象になる。
理由
アウトソーシングは、企業が自社で担当していた情報システムの開発、運用、保守などの業務を、外部の企業に委託する形態です。すべてではなく、一部の業務だけを委託する場合も含まれる。
比較
子会社化は組織再編、派遣契約は要員の受入れ、ユーザ部門への移管は社内での担当変更を表します。いずれも、外部企業へ業務を委託するアウトソーシングそのものとは異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。情報システムの開発、運用、保守などに関する業務を、外部の企業へ委託することを説明している。委託の対象はすべての業務に限られず、一部の業務だけを外部企業に任せる場合も含まれる。
選択肢イ
これは不正解だよ。情報システム部門を分離して子会社にすることは、企業グループ内の組織再編に当たる説明である。その子会社が親会社以外から業務を受けることも、外部企業へ情報システム業務を委託する定義とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。派遣契約の要員が監督者の指示を受けて作業することは、要員の派遣による業務実施を説明している。外部企業に業務そのものを委託するアウトソーシングとは、契約上の関係や業務の任せ方が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ユーザ部門に情報システムの運用や保守を移管することは、同じ企業内で担当部門を変更する説明である。外部の企業に開発、運用、保守などの業務を委託するアウトソーシングとは区別される。
学習のポイント
外部委託、子会社化、派遣契約、社内部門への移管の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針