STITストラテジスト試験 午前Ⅰ

令和7年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

デザインレビューの目的はどれか。

選択肢

  1. ア
    設計工程内で、設計工程の成果物の問題点を発見する。
  2. イ
    品質保証部門が、全成果物の出荷の可否を判定する。
  3. ウ
    品質保証部門によるプログラムのサンプリング検査によって、設計者では気付かない品質上の問題点を発見する。
  4. エ
    プロジェクトマネジメントのプロセス上の問題点を発見する。
解き方のヒントを見る

目的を見極めるための確認視点

設問を読むときは、活動の名前や手順の細部に引きずられず、その活動が何を明らかにし、誰の判断をどのように支えるためのものかという目的に注目して整理しましょう。周辺作業との違いも、目的との関係で考えると整理しやすくなります。

この問題で問われていること

一つの観点として、対象となる活動が成果物を作ること自体を重視するのか、それとも関係者の認識をそろえ、判断や改善につなげることを重視するのかを、設問の文脈に沿って確認してください。

視点

活動の名称ではなく、実施することで得たい効果や、その結果を利用する相手に注目して、目的との結び付きを整理しましょう。

確認ポイント

  • 活動によって最終的に支えたい判断や行動は何か
  • 成果物そのものと、共有・合意・改善などの効果を区別できているか
  • 設問中の目的を示す語句が、どの対象や場面に関係しているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

デザインレビューは、設計工程の途中で設計成果物を関係者が確認し、問題点を早期に発見して修正するための活動です。

理由

デザインレビューは、設計工程で作成した仕様書や設計書などの成果物を対象に、要求事項との整合性や設計上の問題を確認する。問題を早期に発見することで、後工程での手戻りや不具合の流出を抑える。

比較

品質保証部門による出荷判定やサンプリング検査は、品質保証活動の一部であり、プロジェクトマネジメントのプロセス点検とも目的が異なる。デザインレビューの中心は設計内容と設計成果物の確認です。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。デザインレビューは設計工程の中で、設計書や仕様書などの成果物を確認し、設計上の問題点を早期に発見するために行う。後工程へ進む前に問題を修正することで、手戻りや不具合の発生を抑えることができる。

選択肢イ

これは不正解だよ。全成果物の出荷可否を判定することは、品質保証や受入れ・出荷判定に関する活動であり、デザインレビューそのものの目的ではない。デザインレビューは設計工程で問題点を見つける活動で、出荷の最終判断を担うものではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。品質保証部門がプログラムをサンプリング検査し、設計者が気付かない問題を探す活動は、品質保証上の検査に該当する。デザインレビューは主に設計工程の成果物を対象とするため、記述の活動とは目的と実施内容が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロジェクトマネジメントのプロセス上の問題を発見することは、進捗、体制、リスク、管理手順などを確認する活動の目的である。デザインレビューは管理プロセス全般ではなく、設計内容や設計成果物を確認する。

学習のポイント

設計レビューと品質保証検査、出荷判定、プロジェクト管理を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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