STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和5年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア調達者から供給者候補に対して、システム化の目的や業務内容などを示し、必要な情報の提供を依頼すること
- イ調達者から供給者候補に対して、対象システムや調達条件などを示し、提案書の提出を依頼すること
- ウ調達者から供給者に対して、契約内容で取り決めた内容に関して、変更を要請すること
- エ調達者から供給者に対して、双方の役割分担などを確認し、契約の締結を要請すること
解き方のヒントを見る
情報収集の位置付けを考える視点
情報システム調達の流れの中で、情報を集める活動が何のために行われ、後続の検討や判断とどう結び付くかに注目し、活動同士の関係を整理しましょう。
この問題で問われていること
活動の名称や個別の手段を覚えるより、調達プロセス全体における役割と、集めた情報が次の検討へどうつながるかという一つの軸で確認します。
視点
調達に関する情報収集を考えるときは、目的、対象、得られる情報、その情報が後続の検討で果たす役割という流れで整理すると、各活動の位置付けを落ち着いて比較できます。
確認ポイント
- 情報収集の目的が、調達プロセスのどの段階の判断に関係するか確認する。
- 集める情報の範囲と、その情報を利用する主体や場面を区別して見る。
- 情報収集そのものと、収集後に行う評価・要件整理・意思決定を混同しない。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
RFIは、情報システムの調達に先立ち、供給者候補から製品やサービス、実現方法などの情報を収集するための依頼です。提案書の提出を求めるRFPや、契約変更・契約締結の手続とは異なる。
理由
RFIはRequest for Informationの略で、調達者がシステム化の目的や業務内容などを示し、供給者候補から必要な情報を提供してもらう手続です。調達仕様や候補の検討に用いられる。
比較
提案書の提出を依頼するのはRFPであり、RFIより具体的な提案募集の段階に当たる。一方、契約内容の変更や契約締結の要請は、RFIによる情報収集とは異なる契約関連の手続です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。RFI(Request for Information)は、調達者が供給者候補へシステム化の目的や業務内容などを示し、製品・サービス、実現方法、対応可能性などの情報提供を求める手続。提案内容の提出や契約締結を直接求める段階ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。対象システムや調達条件を示して提案書の提出を依頼するのは、要求事項に基づく提案を募るRFP(Request for Proposal)の説明。RFIは提案の採否を競わせる前に、候補者から情報を収集する手続なので一致しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。契約内容として取り決めた事項の変更を供給者に要請する行為は、RFIの情報収集ではなく、契約変更や変更管理に関する活動。RFIは契約締結後の変更要求を扱うものではなく、調達前の情報把握を目的とする。
選択肢エ
これは不正解だよ。双方の役割分担を確認して契約締結を要請するのは、提案評価後の契約交渉・契約手続に当たる。RFIは契約条件を確定して締結を求める手続ではなく、調達者が判断材料を集めるための照会である。
学習のポイント
RFI、RFP、契約変更、契約締結の目的と実施時期の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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