STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和3年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問29
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アガバナンス
- イ顧客
- ウ自社の強み
- エ遵法
解き方のヒントを見る
構成要素を整理する確認視点
経営管理手法を検討するときは、名称や印象だけで判断せず、各要素がどの目的に結び付き、全体の中でどの役割を担うのかを落ち着いて整理しましょう。要素間のつながりにも注目します。
この問題で問われていること
一つの要素だけを切り離して見るのではなく、目的・対象・手段・評価などの関係を問題文に沿って確認し、構成要素どうしの位置付けを比較することに集中してください。全体との整合性を見ます。
視点
個々の用語の印象ではなく、要素が全体の目的にどう関係し、互いにどのような位置付けになっているかを整理する。
確認ポイント
- 各要素が全体の目的とどう結び付くか
- 要素どうしの関係や役割分担が一貫しているか
- 部分的な印象ではなく全体の構成として確認できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
バランススコアカードの四つの視点は、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長です。したがって、欠けている視点は顧客です。
理由
バランススコアカードは、財務の視点、顧客の視点、内部ビジネスプロセスの視点、学習と成長の視点から、組織の業績や戦略実行状況を評価する。問題文では三つが示されているため、残る顧客の視点が該当する。
比較
財務は収益性など、顧客は顧客満足や市場での評価、内部ビジネスプロセスは業務の効率や品質、学習と成長は人材・組織・情報基盤の能力を扱う。提示された選択肢では、顧客だけがこの標準的な四視点の一つに当たる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ガバナンスは、組織を適切に統治・監督するための仕組みや考え方を指す一般的な用語である。バランススコアカードの標準的な四つの視点には含まれず、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長のいずれにも該当しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。バランススコアカードの四つの視点は、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長で構成される。顧客の視点では、顧客満足度や市場での評価など、組織が顧客にどのような価値を提供できているかを評価する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。自社の強みは、競争上の優位性や内部資源を分析する際に用いる観点であり、バランススコアカードの四つの視点として定められた名称ではない。関連する内容を評価できる場合はあっても、独立した視点には当たらない。
選択肢エ
これは不正解だよ。遵法は、法令や規則を守ることを意味する。企業活動で重要な管理事項ではあるが、バランススコアカードの標準的な四つの視点の名称ではないため、問題文の空欄に入る視点としては適切ではない。
学習のポイント
四つの視点の名称と、それぞれが評価する対象を関連付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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