STITストラテジスト試験 午前Ⅰ

平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

あるプロジェクトの作業が図のとおり計画されているとき,最短日数で終了するためには,作業Hはプロジェクトの開始から遅くとも何日後に開始しなければならないか。
作業AからIの所要日数とダミー作業を矢印で結んだアローダイアグラム。
作業AからIの所要日数とダミー作業を矢印で結んだアローダイアグラム。

選択肢

  1. ア
    12
  2. イ
    14
  3. ウ
    18
  4. エ
    21
解き方のヒントを見る

開始時期を整理する視点

作業の開始時期を考えるときは、前後関係や必要な条件を一つずつ確認し、全体の流れの中で各作業がどの段階に位置するかを整理しましょう。用語の印象だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、作業同士のつながりと、開始を考える基準が一貫しているかに注目してください。個別の表現を覚えて当てはめるより、計画全体の順序と依存関係を図式化して確認しましょう。

視点

工程を整理する際は、各作業の役割、前後の関係、開始を検討する際の前提を分けて捉えます。そのうえで、計画の目的と時間的な流れに照らし、同じ観点で比較できる状態に整えます。

確認ポイント

  • 作業間の前後関係を整理できているか
  • 開始時期を判断する基準が途中で変わっていないか
  • 計画全体の流れと各作業の位置づけが整合しているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

作業Hは点5から点6へ進む所要日数5日の作業です。全体の最短完了日数を保つには、完了点7から逆算した点5の最遅時刻を開始時刻とする。

逆算の理由

開始点を0日後とすると、点2は8日後、点3は5日後です。点4は、作業DとEの完了条件から18日後となり、点5は作業Cおよび点4からのダミー作業を受けるため18日後です。点6は作業Hにより23日後、点7は作業G・F・Iの完了条件から30日後となります。

最遅開始時刻

完了点7を30日後として逆算すると、点6の最遅時刻は30−4=26日後、点5の最遅時刻は26−5=21日後です。したがって、作業Hは開始から21日後までに開始すれば、5日間の作業を終えても最短30日での完了を妨げません。

選択肢ア

これは不正解だよ。12日は、作業Hの開始時刻として求められる21日後より9日早い値です。問題は「遅くとも」何日後かを尋ねており、単位も開始からの日数です。12日後に開始すれば完了日数は延ばしませんが、許される最も遅い開始時刻を表していません。

選択肢イ

これは不正解だよ。14日は、作業Hを開始できる最遅時刻である21日後より7日早い値です。数値の単位は開始からの日数であり、問われている条件はプロジェクトの最短完了を保てる限界時刻です。14日後は実行可能でも、限界となる日数ではありません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。18日は作業Hの開始可能な最遅時刻21日後とは異なります。図の点4に関係する時刻として現れる値を、そのまま作業Hの開始時刻とみなすことはできません。Hは点5から始まり、点5から点6まで5日を要するため、逆算した条件を確認する必要があります。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。プロジェクトの最短完了時刻は30日後です。完了点7から逆算すると、点6は30−4=26日後、点5は26−5=21日後となります。作業Hは点5から始まるため、開始から21日後に開始するのが、最短完了を維持できる最も遅い時刻です。

学習のポイント

最早時刻だけでなく、完了点から逆算した最遅時刻で作業の余裕を判断する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針