STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アアーンド・バリュー・マネジメント
- イコンフィギュレーション・マネジメント
- ウコンフリクト・マネジメント
- エポートフォリオマネジメント
解き方のヒントを見る
変更管理を整理する視点
変更を扱う設問では、個々の作業名や順序をそのまま覚えるのではなく、情報を残す活動と、実施後の状態を確かめる活動を分け、それぞれが何を目的にしているかという関係に着目して整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、変更に関する情報を残す役割と、実施後の状態を確かめる役割を混同せず、それぞれの目的、対象、実施時点の対応関係に注目して考えてください。
視点
変更管理を考えるときは、経緯を追える情報、確認の対象、判断の目的を切り分け、同じ言葉でも役割が異ならないかを文脈に沿って検討します。
確認ポイント
- 記録として残す情報の目的を確認する
- 確認活動が対象としている状態を確認する
- 目的と実施時点の対応関係を確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
コンフィギュレーション・マネジメントは、プロジェクトのプロダクト、サービス、所産、構成要素などの識別、変更管理、状態の記録・報告を行い、要求事項への適合性確認も支援する活動です。したがって正答はイです。
理由
コンフィギュレーション・マネジメントは、成果物や構成要素を識別し、変更履歴、変更後の状態、実施状況を記録・報告する。さらに、変更された成果物が要求事項に適合しているかを確認する活動を支援するため、設問の説明に一致する。
比較
アーンド・バリュー・マネジメントは、計画値・実績値・出来高を用いてコストや進捗を評価する。コンフリクト・マネジメントは対立の解消を扱い、ポートフォリオマネジメントは複数のプロジェクトやプログラムを組織目標に沿って管理する。いずれも設問の記録・適合性確認を主目的としない。
選択肢ア
これは不正解だよ。アーンド・バリュー・マネジメントは、計画した作業、実際に発生したコスト、完成した作業の価値などを比較し、プロジェクトのコストや進捗を評価する手法である。変更対象の構成要素を識別して履歴を管理したり、要求事項への適合性を検証したりする活動を直接示すものではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。コンフィギュレーション・マネジメントは、プロダクト、サービス、所産、構成要素などを識別し、それらの変更、状態、実施状況を記録・報告する。変更後の成果物が要求事項に適合しているかを確認する活動も支援するため、統合変更管理の説明に合致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。コンフリクト・マネジメントは、プロジェクト関係者間で生じる意見の対立や利害の衝突を調整し、解決を図る活動である。成果物や構成要素の変更履歴を記録・報告したり、要求事項への適合性を検証したりする管理活動とは対象が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ポートフォリオマネジメントは、組織の戦略や目的に基づいて複数のプロジェクトやプログラムを選定し、優先順位や資源配分を管理する活動である。個々の成果物や構成要素の変更状態を記録し、要求事項への適合性を確認する役割を表していない。
学習のポイント
統合変更管理では、変更を承認するだけでなく、対象の状態や実施結果を追跡し、要求事項との整合性を確認する仕組みが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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