STITストラテジスト試験 午前Ⅰ

平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ディジタルハイビジョン対応のビデオカメラやワンセグの映像圧縮符号化方式として採用されているものはどれか。

選択肢

  1. ア
    AC-3
  2. イ
    G.729
  3. ウ
    H.264/AVC
  4. エ
    MPEG-1
解き方のヒントを見る

映像圧縮方式を考える視点

映像圧縮符号化方式の用途を判断するときは、名称や印象だけで決めず、扱う情報の性質、利用場面で求められる条件、処理後に保ちたい価値の関係を順に丁寧に整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、方式そのものを覚えているかではなく、提示された用途で何を優先すべきかを見極め、その優先条件と各候補の説明が同じ方向を向いているかを確認してください。

視点

用途の整理では、入力される情報の扱い方と、利用時に重視される条件を切り分け、両者の対応関係を言葉で確認します。個別方式の知識は、問題文の条件に照らして慎重に使いましょう。

確認ポイント

  • 用途で最優先される条件を一つ定める
  • 問題文の要求と説明の対応関係を確認する
  • 判断に使った語句が用途の条件から外れていないか見直す
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

正答はH.264/AVC。映像のフレーム間の相関などを利用して圧縮する方式で、ディジタルハイビジョン映像やワンセグ映像の符号化に用いられる。

理由

H.264/AVCは、動画の各フレームを効率よく圧縮する映像符号化方式です。高い圧縮効率を持つため、限られた記録容量や通信帯域で高画質映像を扱う用途に適している。

比較

AC-3とG.729は音声を対象とする方式であり、MPEG-1は映像も扱えるが、設問のディジタルハイビジョンやワンセグの映像圧縮方式として該当するのはH.264/AVCです。

選択肢ア

これは不正解だよ。AC-3は主に映画や放送などの音声を圧縮する方式であり、映像フレームを圧縮符号化する方式ではない。したがって、設問が尋ねるビデオカメラやワンセグの映像圧縮方式には該当しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。G.729は低ビットレートの音声通信を対象とする音声符号化方式で、電話音声などの圧縮に使われる。映像のフレームや動き情報を符号化する規格ではないため、設問の対象とは異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。H.264/AVCは映像圧縮符号化の国際規格で、画面間の差分や動きなどを利用して高い圧縮効率を実現する。ディジタルハイビジョン対応機器やワンセグの映像符号化方式として用いられる。

選択肢エ

これは不正解だよ。MPEG-1は映像と音声を扱える圧縮規格だが、設問にあるディジタルハイビジョンやワンセグ向けの映像符号化方式として選ぶものではない。対象用途に対応する規格の世代と用途が異なる。

学習のポイント

映像符号化規格と音声・通話コーデックの用途を整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針