STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成24年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問30
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アGAAP
- イIASB
- ウIFRS
- エSEC
解き方のヒントを見る
国際会計基準の役割を考える視点
国際的な会計基準を整理するときは、個別の用語や結論を暗記するより、異なる環境で情報を比べる際に何が課題となるかという観点から、基準の役割を捉えます。その視点を各選択肢に共通して当てはめ、説明の対象と目的が対応しているかを確認しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心は、会計情報を国や企業の違いを越えて扱うとき、基準がどのような比較や理解の土台として位置づけられているかです。個別処理ではなく役割の範囲に注目しましょう。
視点
会計基準の役割を考える際は、情報を作成する側と利用する側の双方を想定し、共通のルールが比較可能性や理解のしやすさにどう関係するかを整理します。ただし、役割の説明と個別の会計処理は分けて考えます。
確認ポイント
- 基準が対象とする課題の範囲を確認する
- 情報の作成者と利用者のどちらに関わる説明かを区別する
- 述べられた役割が、国や企業をまたぐ比較・理解の観点と整合するかを見る
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
国際的な資本市場で企業の会計情報を比較しやすくするには、各国で共通して参照できる会計基準が必要です。この設問では、その基準を指す名称と、会計原則・策定組織・監督機関を区別します。
理由
国際的な資本市場では、企業ごとや国ごとに異なる会計処理を用いると、利害関係者が財務情報を比較しにくくなります。そのため、国際的に共通して適用する会計基準が比較可能性や均質性を支えます。
比較
選択肢には、会計原則の総称、基準を策定する組織、国際的な会計基準、証券市場を監督する機関が含まれています。設問が求めているのは組織や監督機関ではなく、国際的な会計基準です。
選択肢ア
これは不正解だよ。GAAPは一般に公正妥当と認められた会計原則を表す用語であり、特定の国や地域で用いられる会計原則の総称として使われます。国際的に統一された会計基準そのものを指す選択肢ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。IASBは国際的な会計基準の策定に関わる組織名です。設問が尋ねているのは、比較可能性や均質性を実現するための会計基準そのものであり、それを策定する主体の名称ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。IFRSは、国際的に適用される会計基準を指す名称です。資本市場の国際化に対応し、利害関係者が企業の会計情報を比較しやすくするという設問の説明に合致します。
選択肢エ
これは不正解だよ。SECは米国の証券市場や証券取引を監督する機関です。会計情報に関係する制度を扱いますが、国際的に取り決められた会計基準そのものの名称ではありません。
学習のポイント
会計基準の名称と、基準を作る組織や監督機関の役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問30(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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