STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成22年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アワークパッケージは,OBSのチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- イワークパッケージは,関連のある要素成果物をまとめたものである。
- ウワークパッケージは,更にアクティビティに分解される。
- エワークパッケージは,一つ上位の要素成果物と1対1に対応する。
解き方のヒントを見る
WBSの役割を整理する視点
WBSに関する設問では、用語の印象だけで判断せず、作業を分解した階層と、各要素が担う範囲の対応に注目します。記述が示す対象の大きさと位置をそろえて読み、全体の組み立てとの整合性を落ち着いて照合してください。
この問題で問われていること
今回の確認点は、階層上の位置と担当範囲の対応関係です。画面の各記述について、どの段階の情報を説明しているか、対象の広さや粒度が周囲の記述と整っているかを順に見比べてください。
視点
作業を分解して整理する表では、上位から下位へ情報の粒度が変わります。各記述を単独で読まず、階層上の位置と示している範囲が対応しているかを確認すると、役割の整理を行いやすくなります。
確認ポイント
- 各記述が示す階層上の位置を確認する
- 説明されている範囲の広さと粒度を見比べる
- 階層の位置と役割の説明にずれがないか照合する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
WBSでは、成果物中心の階層を作業の管理単位へ分解し、ワークパッケージをさらに実行可能なアクティビティへ落とし込む。組織編成や人員割当て、1対1対応の説明ではありません。
理由
ワークパッケージは、WBSで分解された作業を管理するためのまとまりであり、さらに具体的なアクティビティへ分解される。したがって、適切な記述はウです。
比較
OBSは組織や担当者の構造を表すもので、ワークパッケージそのものではありません。また、成果物との対応が常に1対1になるわけでもないため、役割や対応関係を混同しないことが重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。ワークパッケージは、OBSのチームに担当人員を割り当てるための組織・要員管理の単位ではない。OBSは組織や担当の構造を表すものであり、WBS上のワークパッケージの定義とは役割が異なる。この記述は作業内容ではなく人員配置を説明しているため不適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。ワークパッケージは、関連する要素成果物を単にまとめたものではなく、WBSで分解された作業を管理できる最下位のまとまりとして扱う。成果物の階層化と、作業を実行・管理する単位を同一視しており、ワークパッケージの性質を正しく表していない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。WBSでは、上位の成果物や作業のまとまりを、管理可能なワークパッケージまで分解する。さらに各ワークパッケージは、実際に実施する具体的なアクティビティへ分解されるため、この記述はWBSにおける階層化と作業計画の関係を正しく説明している。
選択肢エ
これは不正解だよ。一つ上位の要素成果物とワークパッケージが必ず1対1に対応するとは限らない。上位成果物は複数の作業や管理単位に分解されることがあり、逆に作業のまとまりを成果物の構造に沿って整理するため、対応関係を常に一つに固定する説明は誤りである。
学習のポイント
WBS・OBS・ワークパッケージ・アクティビティの役割の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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