STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成21年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア110
- イ120
- ウ135
- エ150
解き方のヒントを見る
完成時見積りを考える視点
完成時コストを考えるときは、現時点までの実績と、残り作業に関する見通しを切り分け、同じ前提で比較できる情報かを確認しましょう。用語の関係を整理して判断の軸を定めます。
この問題で問われていること
注目するのは、現時点の進み具合を示す情報と、これから必要になる作業量や費用の見通しが、どの範囲を表しているかです。基準時点と対象範囲をそろえて読み取りましょう。
視点
実績値と予測値を混同せず、それぞれが示す期間・対象・前提を分けて整理すると、用語の役割を比較しやすくなります。数値そのものより、何を表す情報かに注目します。
確認ポイント
- 基準となる時点がそろっているか
- 実績と見通しの範囲を分けているか
- 同じ前提で情報を読み比べているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
現在のコスト効率はEV/ACで表され、40万円÷60万円=2/3です。この効率が継続するので、残作業の予算も同じ効率で補正し、EACはBAC÷CPI=100万円÷(2/3)=150万円となります。
理由
CPI=EV/AC=40万円÷60万円=2/3です。現在のコスト効率が今後も続く条件では、EAC=完了時総予算BAC÷CPIとなるため、100万円÷(2/3)=150万円です。
比較
PVは計画上の出来高、EVは実際に完成した作業の予算価値、ACは実際に支出したコストです。この問題ではEVとACからCPIを求め、BACに反映します。
選択肢ア
これは不正解だよ。110万円から逆算される効率はBAC÷EAC=100万円÷110万円=10/11ですが、実績から得られるCPIはEV÷AC=40万円÷60万円=2/3です。単位は同じ万円でも、現在のコスト効率を継続する条件と一致しません。
選択肢イ
これは不正解だよ。120万円は、未完了分の予算を効率補正せず扱う場合の値に相当します。これをEACとするとCPIは100万円÷120万円=5/6となり、実績の40万円÷60万円=2/3と異なります。したがって継続条件では30万円不足します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。135万円をEACとすると、そこから求まる全体効率は100万円÷135万円=20/27、約0.74です。しかし実績のCPIは40万円÷60万円=2/3、約0.67です。単位は万円で正しいものの、効率の条件が異なるため150万円にはなりません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。実績コスト効率はCPI=EV÷AC=40万円÷60万円=2/3です。現在の効率が継続するため、完成時総コストはEAC=BAC÷CPI=100万円÷(2/3)=150万円となります。設問の金額単位も万円で一致します。
学習のポイント
CPIを用いてEACを求める関係と、各金額の役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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