SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問29
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア3、200
- イ4、000
- ウ4、800
- エ5、600
解き方のヒントを見る
検討に使う情報の前提をそろえる
情報を検討するときは、それぞれがどのような前提の下で示されているかに注目しましょう。見た目の数値や用語だけで判断を進めず、同じ条件で扱える情報かを確かめることが、考えを整理する手掛かりになります。
この問題で問われていること
検討の焦点は、扱おうとしている情報の前提がそろっているかという一点です。明示された条件と自分で補った条件を区別し、情報同士を結び付ける前に、その結び付け方を支える条件が示されているかを確認しましょう。
視点
情報を関連付ける際は、その関係が成り立つと考えた根拠を、与えられた条件に戻って確かめます。自分の経験から補った前提は、明示された前提と分けて整理しましょう。
確認ポイント
- 扱う情報の前提を確認したか
- 明示された条件と自分の仮定を区別したか
- 情報の結び付け方を支える条件を確認したか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウの4、800万円です。売上高が2、000万円増えると利益は800万円増えるので、限界利益率は40%です。変動費率は残りの60%となり、売上高8、000万円に掛けて変動費を求めます。
利益の増加から変動費率を求める
利益=売上高-変動費-固定費であり、固定費は売上高によらず一定として扱います。200万円の損失は利益-200万円なので、利益の増加額は600万円-(-200万円)=800万円です。売上高の増加額は9、000万円-7、000万円=2、000万円です。したがって、限界利益率=800万円÷2、000万円=0.40、変動費率=1-0.40=0.60となります。求める変動費は8、000万円×0.60=4、800万円です。
二つの損益条件で検算する
変動費率60%の場合、売上高7、000万円での固定費は7、000万円-7、000万円×0.60-(-200万円)=3、000万円です。売上高9、000万円でも、9、000万円-9、000万円×0.60-600万円=3、000万円となり、同じ固定費で両方の条件を満たします。各選択肢の金額を8、000万円で割った率を同様に適用すると、誤答では利益の増加額が設問の800万円と一致しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。3,200万円を変動費とすると、変動費率は3,200万円÷8,000万円=40%になる。この率では売上高の増加2,000万円に対して利益は2,000万円×(1-0.40)=1,200万円増える。設問の利益の増加800万円と一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。4,000万円を変動費とすると、変動費率は4,000万円÷8,000万円=50%になる。この率では売上高の増加2,000万円に対して利益は2,000万円×(1-0.50)=1,000万円増える。設問の利益の増加800万円と一致しない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。売上高の増加2,000万円に対する利益の増加は800万円なので、限界利益率は800万円÷2,000万円=40%。変動費率は1-0.40=60%となり、8,000万円×0.60=4,800万円と求まる。
選択肢エ
これは不正解だよ。5,600万円を変動費とすると、変動費率は5,600万円÷8,000万円=70%になる。この率では売上高の増加2,000万円に対して利益は2,000万円×(1-0.70)=600万円増える。設問の利益の増加800万円と一致しない。
学習のポイント
損失を負の利益として扱い、売上高と利益の差額から変動費率を求める考え方を理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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