SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ

令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

無線LANのアクセスポイントやIP電話機などに、LANケーブルを利用して給電も行う仕組みはどれか。

選択肢

  1. ア
    PLC
  2. イ
    PoE
  3. ウ
    UPS
  4. エ
    USB
解き方のヒントを見る

通信と給電を見分ける視点の整理

通信と電力供給を別々の役割として捉え、設問に含まれる条件や目的がどちらに関係するかを整理してから、用語同士の対応を慎重に確認しましょう。名称だけで判断せず、問われている観点を先に見極めることが大切です。

この問題で問われていること

一つの方式を判断する前に、通信の成立条件と電力供給の成立条件を混同していないかに注目し、設問が尋ねる役割の境界を確認しましょう。特に、説明されている目的と対象を分けて読み取ることに集中してください。

視点

通信と電力供給は同じ文脈で扱われても異なる観点です。まず役割を分け、設問の条件がどちらを指すのかを整理して考えます。

確認ポイント

  • 設問が主に扱っているのは通信、電力供給、または両者の関係のどれか
  • 通信の条件と電力供給の条件を、同じ意味として読み替えていないか
  • 用語の名称ではなく、設問内で示された目的や制約との対応を確認したか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

LANケーブルを利用して、ネットワーク通信だけでなく接続された機器への電力供給も同時に行う仕組みはPoEです。無線LANアクセスポイントやIP電話機などで利用されます。

理由

PoEはPower over Ethernetの略で、EthernetのLANケーブルを使ってデータ通信と電力供給を同時に行う技術です。電源コンセントの確保が難しい場所の無線LANアクセスポイントやIP電話機などに利用されます。

比較

PLCは電力線を通信に利用する技術、UPSは停電時などに機器へ電力を供給する無停電電源装置、USBは機器接続やデータ転送などに使う規格です。いずれも設問のLANケーブルによる給電の名称ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。PLCはPower Line Communicationの略で、電力線を通信回線として利用する技術を指します。LANケーブルを使って無線LANアクセスポイントやIP電話機へ電力を供給する仕組みではないため、この設問の条件には該当しません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。PoEはPower over Ethernetの略で、EthernetのLANケーブルを利用してデータ通信と電力供給を同時に行う技術です。無線LANアクセスポイントやIP電話機などへの給電に用いられるため、設問の説明に一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。UPSはUninterruptible Power Supplyの略で、停電や電源障害が発生した際に、接続された機器へ一定時間電力を供給する装置です。LANケーブルで通信機器へ給電する仕組みそのものを表す用語ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。USBは機器同士を接続してデータを転送したり、対応機器へ電力を供給したりするための規格です。ただし、設問が示すLANケーブルを利用したネットワーク機器への給電方式を表す名称ではありません。

学習のポイント

ネットワーク用語の略語を、通信・電源・電源バックアップなどの役割と結び付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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