SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アアプリケーションプログラムからネットワークを介してDBMSにアクセスする場合、両者間の通信量を減少させる。
- イアプリケーションプログラムからの一連の要求を一括して処理することによって、DBMS内の実行計画の数を減少させる。
- ウアプリケーションプログラムからの一連の要求を一括して処理することによって、DBMS内の必要バッファ数を減少させる。
- エデータが格納されているディスク装置へのI/O回数を減少させる。
解き方のヒントを見る
データベースの利点を考える視点
データベースの利点を検討するときは、単なる保存量ではなく、情報を扱う作業全体にどのような違いが生じるか、利用者や運用面への影響という観点に注目します。
この問題で問われていること
選択肢を比べる際は、情報を扱う人や組織の作業がどのように変わると説明されているかを確認し、個別の機能名ではなく、効果が及ぶ範囲と結び付きに着目します。
視点
データベースの利点は、情報の管理方法だけでなく、登録・参照・更新・共有など一連の作業に関係する影響として整理します。説明が対象とする作業と、得られる効果の結び付きを丁寧に確認しましょう。
確認ポイント
- 誰のどの作業に関する説明かを確認する
- 説明されている効果の対象範囲を確認する
- 作業と効果のつながりが自然かを確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
ストアドプロシージャは、複数のSQL処理などをDBMS側に登録しておき、アプリケーションから呼び出して実行する仕組みです。処理をまとめて実行できるため、アプリケーションとDBMS間で個別の要求を何度も送受信する必要が減り、ネットワーク通信量を減少させられる点が利点です。
理由
ストアドプロシージャでは、一連の処理をDBMS側に登録し、アプリケーションはその処理を呼び出せる。個々のSQL文や処理要求を都度ネットワーク経由で送る必要が小さくなるため、アプリケーションとDBMS間の通信量を減少させられる。
比較
実行計画の数、必要なバッファ数、ディスク装置へのI/O回数が必ず減る仕組みではありません。ストアドプロシージャの基本的な利点は、処理をDBMS側でまとめて実行することによる通信の効率化です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ストアドプロシージャは、一連の処理をDBMS側に登録しておき、アプリケーションから呼び出して実行できる。個々の要求をネットワーク経由で何度も送る必要が小さくなるため、アプリケーションプログラムとDBMSの間の通信量を減少させられる。
選択肢イ
これは不正解だよ。ストアドプロシージャは一連の要求をまとめて処理できるが、それによってDBMS内の実行計画の数が必ず減少するとはいえない。実行計画はSQL文や最適化、キャッシュなどに関係するもので、通信量削減とは別の効果である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。処理を一括して実行しても、DBMSが処理に必要とするバッファ数が必ず減少するわけではない。必要なバッファは、処理対象のデータ量やアクセス方法などに左右され、ストアドプロシージャの直接的な利点とはいえない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ストアドプロシージャを利用しても、データが格納されているディスク装置へのI/O回数が必ず減少するわけではない。ディスクI/Oはデータ量や索引、アクセス方法などに依存し、主な利点である通信量削減とは異なる。
学習のポイント
実行場所と通信回数を結び付け、DBMS内部の資源削減とは区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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