SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和3年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア大量のデータを分析し,単なる検索だけでは分からない隠れた規則や相関関係を見つけ出す。
- イデータウェアハウスに格納されたデータから特定の用途に必要なデータだけを取り出し,構築する。
- ウデータウェアハウスやデータマートからデータを取り出し,多次元分析を行う。
- エ必要に応じて加工するために,データを発生したままの形で格納する。
解き方のヒントを見る
データ活用の前提を見直す
この分野では、保存の仕組みだけで判断せず、どのような情報を、誰が、何の目的で後から扱う想定なのかを切り分け、説明の範囲、前提、役割が互いに一致しているかを確かめます。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、技術名の印象や単独の利点に引きずられず、情報の扱い方と利用場面の結び付きが一貫して説明されているか、という一点に集中してください。
視点
用語の印象を暗記で判断するのではなく、対象となる情報、利用する主体、想定される目的、運用上の前提を分けて整理し、説明同士の整合性を確認します。
確認ポイント
- 説明が想定している情報の範囲を読み取れているか
- 利用する人や目的の前提を文脈に沿って整理できているか
- 仕組みの説明と利用場面の説明が混同されていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
データレイクは、さまざまな形式のデータを発生時の形に近い状態で蓄積し、必要になった時点で加工・分析するためのデータ保管基盤です。したがって、正答はエです。
理由
データレイクは、構造化データだけでなく、ログや文書など多様なデータを、利用目的をあらかじめ限定せず蓄積する考え方です。必要な分析や用途が決まった段階で、必要な加工を行います。
比較
アは大量データから規則や相関を発見するデータマイニング、イはデータウェアハウスから用途別のデータマートを作る説明、ウは蓄積済みデータを用いた多次元分析の説明です。いずれもデータレイクの保存特性そのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。大量のデータから、単純な検索では見つけにくい規則や相関関係を発見するのは、データマイニングの説明です。データレイクは分析手法ではなく、多様なデータを蓄積し、必要に応じて後から加工・利用するための保管基盤を指します。
選択肢イ
これは不正解だよ。データウェアハウスに蓄積されたデータから、特定の業務や用途に必要な部分を取り出して構築するのは、データマートの説明です。データレイクは特定用途に合わせて抽出・構築したデータ集合ではなく、利用前の多様なデータを蓄積する仕組みです。
選択肢ウ
これは不正解だよ。データウェアハウスやデータマートからデータを取り出し、多次元の視点で集計・分析するのはOLAPの説明です。これは蓄積されたデータを分析する処理であり、データを発生時の形で保存するデータレイクの特徴とは異なります。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。データレイクは、収集したデータを利用目的に合わせて先に加工し尽くすのではなく、発生時に近い形で蓄積し、必要になった段階で目的に応じて加工・分析します。この保存と利用の考え方が、データレイクの代表的な特徴です。
学習のポイント
データレイク、データウェアハウス、データマート、データマイニング、OLAPの役割を区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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