SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和元年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア商号や商標の使用権とともに,一定地域内での商品の独占販売権を与える。
- イ自社で半導体製品の企画,設計から製造までを一貫して行い,それを自社ブランドで販売する。
- ウ製造設備をもたず,半導体製品の企画,設計及び開発を専門に行う。
- エ他社からの製造委託を受けて,半導体製品の製造を行う。
解き方のヒントを見る
事業形態を整理する視点
半導体製造サービスを検討するときは、企業がどの工程や役割を担い、顧客との分担がどう設計されているかに注目し、用語の印象だけで判断せず、説明全体の関係を丁寧に読むことが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、各選択肢が示す事業上の役割と、製品化までの工程における担当範囲の違いを照らし合わせ、説明の軸が一貫しているか、同じ基準で比較できているかを確認してください。
視点
事業形態を比べる際は、企業の担当範囲、外部との分担、提供する価値という一つの観点にそろえて整理します。名称の似ている説明でも、見ている段階や役割が異なる場合があるため、同じ基準で読み比べることが重要です。
確認ポイント
- 企業が担う役割を、同じ観点で読み取れているか
- 工程上の担当範囲と外部との分担に注目できているか
- 名称や印象ではなく、説明の焦点が一致しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ファウンドリサービスは、半導体メーカーなどが自社の製造設備や技術を用いて、他社から委託された半導体製品を製造するサービスです。
理由
ファウンドリは、顧客企業から半導体製品の製造を受託する事業形態です。顧客が設計した製品を、製造設備を持つ企業が製造するため、受託製造サービスと説明できる。
比較
製造設備を持たず設計や開発に特化する企業はファブレス企業、自社で企画・設計・製造・販売まで行う企業は垂直統合型企業に当たる。また、商標や独占販売権を与える説明はフランチャイズに関するものです。
選択肢ア
これは不正解だよ。商号や商標の使用権を与え、一定地域での独占販売権を認める仕組みは、商品の販売事業者に営業上の権利を与えるフランチャイズなどの説明である。半導体製造を他社から請け負うファウンドリサービスの特徴を示していない。
選択肢イ
これは不正解だよ。自社で半導体製品の企画、設計から製造までを一貫して行い、自社ブランドで販売する形態は、製品開発と製造販売を自社内で完結させる企業の説明である。他社から製造を受託するファウンドリとは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。製造設備を持たず、半導体製品の企画、設計及び開発を専門に行う企業は、一般にファブレス企業と呼ばれる。製造を外部に委託する側の特徴であり、他社の製造を請け負うファウンドリの説明ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ファウンドリサービスは、製造設備を持つ半導体メーカーなどが、他社から製造の委託を受け、その企業に代わって半導体製品を製造するサービスである。設問の説明はこの受託製造の特徴と一致する。
学習のポイント
ファウンドリとファブレス、垂直統合型企業の役割の違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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