SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア温室効果ガスを削減するために,企業や国が排出枠を決め,温室効果ガスが排出枠に届かない不足分と,排出枠に収まらない超過分を,企業や国が市場で取引することを明らかにしたもの
- イ国や地方公共団体などの公的機関が,率先して環境物品(環境負荷の低減に資する製品やサービス)の調達を推進するなど,環境物品への需要の転換を促進するために必要な事項を規定したもの
- ウ製品やサービスについて,環境に配慮した点や環境負荷の低減効果などの特徴,事業者の環境配慮への姿勢を,説明文やシンボルマーク,図表などを通して主張したもの
- エ風力,太陽光,バイオマスなどの再生可能エネルギーによって発電されたグリーン電力が,化石燃料に比較して温室効果ガスの排出量が少ないなどという環境付加価値を取引可能な証書にしたもの
解き方のヒントを見る
環境表示ガイドラインの読み方
環境表示に関する説明を読むときは、用語の印象だけで判断せず、誰が何を根拠に、どの範囲と条件で示している情報なのかを整理し、主張と前提の対応を確認することが重要です。
この問題で問われていること
確認する観点を、表示の目的と、そこに示された主張を支える前提・対象範囲・条件のつながりに絞り、文言の一部だけでなく説明全体の関係を一貫して丁寧に見直してください。
視点
表示の目的、根拠、対象範囲、適用条件がどのように結び付いて説明されているかを整理し、主張と前提の関係を確認する。
確認ポイント
- 表示が何を伝えるためのものかを確認する
- 説明の前提と対象範囲が対応しているかを見る
- 条件や根拠が主張と矛盾していないかを確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
環境表示は、製品やサービスの環境配慮、環境負荷の低減効果、事業者の姿勢などを、説明文やマーク、図表で伝えるものです。
理由
環境表示は、製品やサービスについて環境に配慮した点や環境負荷の低減効果などを示し、事業者の環境配慮への姿勢も含めて、説明文、シンボルマーク、図表などで主張するものです。したがって、定義に合うのはウです。
比較
アは排出枠を売買する排出量取引、イは公的機関による環境物品の調達を促すグリーン購入、エは再生可能エネルギーの環境付加価値を証書化するグリーン電力証書の説明です。いずれも環境表示そのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。これは温室効果ガスの排出枠や不足分・超過分を市場で売買する「排出量取引」の説明であり、製品やサービスの環境面を伝える環境表示の定義ではない。排出削減の仕組みを述べた選択肢なので、問われた概念と対象が異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。これは国や地方公共団体が環境物品を優先的に調達し、需要を転換するための「グリーン購入」の説明である。公的機関の調達方針・制度を示しており、環境に関する情報を表示する概念そのものではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。環境表示とは、製品やサービスの環境配慮、環境負荷低減の効果、事業者の姿勢などを、説明文・シンボルマーク・図表などで伝えるものである。提示文はこの定義に一致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。これは再生可能エネルギー由来の電力が持つ環境付加価値を、取引できる証書として扱う「グリーン電力証書」の説明である。証書の取引制度を述べており、環境表示の説明ではない。
学習のポイント
環境表示と環境関連制度の目的・対象・手段の違いを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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