SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アHTTP
- イICMP
- ウSMTP
- エUDP
解き方のヒントを見る
プロトコル層の役割を整理する視点
各層とプロトコルの対応を考えるときは、名称や配置を暗記だけで結び付けず、通信のどの段階を分担する概念なのかという観点で、問題文の記述同士の関係を丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの対応を判断する前に、示された層とプロトコルについて、それぞれが担う役割の説明に注目し、同じ観点で比較できる情報だけを抜き出して整理することに集中してください。
視点
層の名称そのものではなく、通信を説明するための役割の切り分けとして捉え、各記述がどの範囲の責務を述べているかを同じ基準で見比べます。
確認ポイント
- 層を表す記述とプロトコルを表す記述を、まず別々の観点として読み分ける
- 役割の説明に含まれる対象と範囲が、比較する記述間で対応しているか確認する
- 名称の印象ではなく、問題文中で示された関係だけを根拠に整理する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
HTTPやSMTPは利用者向けの通信サービスを実現する上位層、ICMPはIP通信の制御に関わる層、UDPは端末間のデータ転送を担う層に分類されるため、トランスポート層の条件に合うものを判断します。
理由
UDPは、アプリケーションから受け取ったデータを、通信相手の端末上の適切なアプリケーションへ届けるためのトランスポート層のプロトコルです。接続確立や再送制御を行わず、軽量なデータ転送を実現します。
比較
HTTPとSMTPはWeb閲覧や電子メール送信という利用者向けサービスを扱うアプリケーション層のプロトコルです。ICMPはIP通信の到達性確認やエラー通知などを行う制御用プロトコルで、トランスポート層には位置付けられません。
選択肢ア
これは不正解だよ。HTTPはWebブラウザとWebサーバの間で、Webページなどの資源を受け渡すためのアプリケーション層のプロトコルです。端末間のデータ転送を担当するトランスポート層のプロトコルではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。ICMPはIP通信に関するエラー通知や到達性確認などを行う制御用プロトコルです。IPの動作を補助する役割であり、アプリケーション間のデータ転送を担うトランスポート層には該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。SMTPは電子メールを送信するためのアプリケーション層のプロトコルです。メールという利用者向けサービスの規則を定めるもので、端末間のデータ転送を管理するトランスポート層のプロトコルではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。UDPは、アプリケーション間でデータを転送するためのトランスポート層のプロトコルです。通信の高速性や簡潔さを重視し、TCPのような接続確立や再送制御を行わない方式として利用されます。
学習のポイント
プロトコル名だけでなく、OSI各層が担う通信機能と対応付けて覚えることが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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