SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア主にキャッシュメモリとして使用される。
- イデータを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
- ウメモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
- エメモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。
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比較問題で見る設計上の観点
方式ごとの特徴を比べるときは、用語の印象だけで判断せず、問題文が設定している目的や条件を同じ基準で整理して捉えましょう。各説明がどの観点に対応しているかを確認し、知識の連想で不足する前提を補わないことが大切です。
この問題で問われていること
確認する観点は、各方式を比べる基準が問題文のどの語句で示されているかです。一般的なイメージや個別の知識を先入観で足さず、問われている比較軸と説明の対応だけを丁寧に見極めましょう。
視点
比較では、対象ごとの説明を同じ評価軸に置き、問題文中の条件・目的・制約のどれが判断材料になっているかを整理します。知識の連想より、明示された比較基準との対応を優先しましょう。
確認ポイント
- 比較の基準を示す語句を確認する
- 各説明が同じ基準について述べているか見る
- 明示されていない前提を補って判断しない
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
DRAMはSRAMよりもメモリセルの構成が単純で、多数のセルを集積しやすいため、大容量化に適しており、ビット当たりの単価を安くできます。
理由
DRAMは、SRAMのように複数のトランジスタで構成されたフリップフロップを用いるのではなく、比較的単純なメモリセルでビットを記憶します。そのため、同じ半導体面積に多くのビットを搭載しやすく、ビット当たりの単価が安くなります。
比較
SRAMは高速で、主にキャッシュメモリに使われます。一方、DRAMはデータ保持のためにリフレッシュなどの動作が必要ですが、大容量で低価格な主記憶に適しています。フリップフロップによる保存はSRAM側の特徴です。
選択肢ア
これは不正解だよ。主にキャッシュメモリとして使用されるのは、一般に高速なSRAMの説明です。DRAMはセル構成が比較的単純で、大容量化しやすく、主記憶などに用いられるため、この記述はDRAMの特徴として適切ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。DRAMは記憶セルに保持したデータを維持するため、時間の経過に応じたリフレッシュなどの動作が必要です。したがって、データ保持のためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要であるという説明は、DRAMの性質と反しています。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。DRAMはSRAMに比べてメモリセルの構成が単純なので、半導体上に多くのセルを集積できます。その結果、大容量のメモリを実現しやすく、ビット当たりの単価を安くできるという特徴があります。
選択肢エ
これは不正解だよ。メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存するのは、電源が供給されている間に状態を保持できるSRAMの説明です。DRAMは別の方式でデータを保持するため、この記述はDRAMの特徴ではありません。
学習のポイント
SRAMとDRAMのセル構造、データ保持方法、用途、価格の違いを関連付けて覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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