SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成24年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア一連のプログラムやデータを,不連続な主記憶に割り付けることができる。
- イ仮想記憶のページ数を主記憶のページ数よりも多くすることができる。
- ウプログラム全体を1ページに割り付けることができる。
- エプログラムのローディング時に主記憶を割り付けることができる。
解き方のヒントを見る
用語を結び付ける前に条件を整理
この分野を考えるときは、用語の印象だけで関係を決めず、その関係を検討するための前提条件に注目しましょう。与えられた情報と自分が補った想定を区別し、判断の土台を整理することが出発点です。
この問題で問われていること
今回の検討では、関係について判断する前に、どの条件が与えられているかを確かめることに焦点を絞りましょう。普段の学習で思い浮かぶ場面をそのまま当てはめず、示された条件の範囲で考える意識が大切です。
視点
用語同士の関係を考える際は、前提となる条件を先に整理します。学習で覚えた事例は参考になりますが、その事例の条件まで今回の情報に含まれているとは限りません。与えられた条件と自分の想定を分けて捉えましょう。
確認ポイント
- 判断の前提となる条件を確認したか
- 与えられた条件と自分の想定を区別したか
- 示されていない条件を補っていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。ページング方式では、プログラムやデータをページ単位で分割し、不連続な主記憶のページ枠に割り付けられるため、外部フラグメンテーションを解決できます。ただし、ページ内部の未使用部分による内部フラグメンテーションは残り得ます。
不連続な領域を利用できる理由
ページング方式は、仮想記憶を固定長のページに、主記憶を同じ大きさのページ枠に分けます。ページ表によって各ページとページ枠を対応付けるため、一連のプログラムやデータを主記憶上で連続させる必要がありません。空いているページ枠が離れた場所にあっても利用でき、外部フラグメンテーションを解決できます。
容量や割付け時点との違い
仮想記憶の容量を主記憶より大きくできることや、ロード時に主記憶を割り付けられることは、空き領域の分散を解決する直接の理由ではありません。また、プログラム全体を一つのページに収める必要もありません。ページ内に使い切れない部分が残る内部フラグメンテーションは、ページング方式でも発生し得ます。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ページング方式では、プログラムやデータを固定長のページに分け、各ページを主記憶の空いているページ枠に割り付けます。連続した大きな空き領域を確保する必要がないため、空き領域が散在する外部フラグメンテーションの問題を解決できます。
選択肢イ
これは不正解だよ。仮想記憶のページ数を主記憶のページ数より多くできることは、主記憶の容量を超えるアドレス空間を扱えるという利点です。しかし、容量の大小だけでは、散在する空き領域を利用できる理由を説明できません。設問が問う外部フラグメンテーションの解決とは別の観点です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ページの大きさは固定されており、プログラム全体が常に一つのページに収まるわけではありません。通常は複数のページに分割して管理します。小さなプログラムが一ページに収まる場合はありますが、それは外部フラグメンテーションを解決できる一般的な理由ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。プログラムのローディング時に主記憶を割り付けること自体は、ページング方式に限らず行われます。割付けの時点を述べるだけでは、空き領域が分散していても利用できる仕組みを説明できません。外部フラグメンテーションの解決を左右するのは、割付けの時点ではなく割付けの単位と方法です。
学習のポイント
ページとページ枠の対応を理解し、外部フラグメンテーションと内部フラグメンテーションを区別しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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