SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ

平成23年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

元のデータベースと同じ内容の複製データベースをあらかじめ用意しておき,元のデータベースの更新に対し,非同期にその内容を複製データベースに反映する手法はどれか。

選択肢

  1. ア
    2相コミットメント
  2. イ
    クラスタリング
  3. ウ
    ミラーリング
  4. エ
    レプリケーション
解き方のヒントを見る

複製と更新反映の見分け方

選択肢を読むときは、データの複製が作られること自体と、変更内容が別の場所へ伝わる仕組みを混同しないように、処理の役割と確認対象を分けて整理し、時間の流れも意識しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点に絞り、更新が発生してから利用側へ反映されるまでの関係を、どの対象が・どの時点で・何を受け取るかという流れとして丁寧に読み取れるかを確認してください。

視点

用語を暗記する前に、処理をデータの所在と変更の伝達という役割に分け、選択肢がどの関係を説明しているかを対応付けます。

確認ポイント

  • 複製される対象と、変更が伝わる対象を分けて見る
  • 更新の発生時点と反映される時点の関係を確認する
  • 説明されている処理の役割が一貫しているかを確かめる
正解と解説を見る

正解

エ

解説

レプリケーションは、元のデータベースで発生した更新を、別に用意した複製データベースへ反映して内容を保つ仕組みです。設問の「非同期」という反映形態もこの方式の説明と一致する。

理由

レプリケーションは、元のデータベースと同じ内容を持つ複製データベースを用意し、元側で行われた更新を複製先へ反映する仕組みです。設問の非同期反映という条件にも合致する。

比較

2相コミットメントは更新の確定制御、クラスタリングは複数システムの構成、ミラーリングは同一状態を保つ考え方に関する用語です。更新内容を複製先へ伝える方式名としてはレプリケーションが適切です。

選択肢ア

これは不正解だよ。2相コミットメントは、複数のデータベースや処理参加者に対して、更新を確定するか取り消すかを調整する仕組みである。元データベースの変更を、複製先へ非同期に伝える方式そのものを表す用語ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。クラスタリングは、複数のサーバやデータベースを組み合わせ、可用性や処理分散などを実現する構成・技術である。設問の中心である、元の更新内容を複製データベースへ非同期に反映する処理方式を直接示す用語ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ミラーリングは、元のデータを別の場所にも写して同じ状態を保つ考え方だが、設問が問う更新伝播の方式名としては異なる。非同期に更新内容を複製データベースへ反映する機能を指す用語を選ぶ必要がある。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。レプリケーションは、元のデータベースと同じ内容の複製データベースを用意し、元側の更新を複製先へ反映する仕組みである。反映を非同期に行う構成も含め、設問の説明に一致する。

学習のポイント

データベースの複製方式と、トランザクション制御・サーバ構成の用語を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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