SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCORBA
- イDCOM
- ウSIP
- エSOAP
解き方のヒントを見る
分散呼出しを整理する視点
分散した相手へのサービス呼出しを考えるときは、個別の名称や実装を覚える前に、依頼がどの主体を経由し、どの境界で受け渡されるかという責務の分担に注目して整理します。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、呼出しに関わる役割の違いと、処理の流れのどの段階を説明しているかを一つの軸にそろえ、説明の粒度や責任範囲が一致しているかを丁寧に確認してください。
視点
構造を整理するときは、呼出しを一続きの処理として眺めず、誰が何を開始し、どの境界で情報が引き継がれ、どの時点で結果が戻るのかという責務の切れ目に注目します。
確認ポイント
- 呼出しの開始点と終了点を同じ基準で確認する
- 各段階で担う責任の範囲を区別する
- 説明の粒度がそろっているかを見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
SOAPは、ほかのコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのメッセージ交換プロトコルで、XML形式のメッセージを用いる。メッセージはヘッダとボディを含む構造で表現されるため、この設問の条件に合致する。
理由
SOAPは、異なるコンピュータ間でデータやサービスを呼び出すためのプロトコルです。XMLで記述されたメッセージを用い、その構造にヘッダとボディを含むため、設問の説明に該当する。
比較
CORBAとDCOMは分散オブジェクトやコンポーネント連携のための技術であり、SIPは通話やセッションの開始・制御に用いるプロトコルです。XMLのヘッダとボディによるサービス呼出しという条件とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。CORBAは異なる環境にある分散オブジェクトを呼び出すための標準仕様であり、設問が述べるXMLメッセージのヘッダとボディを用いるサービス呼出しプロトコルそのものを指す名称ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。DCOMは分散したコンピュータ上のソフトウェアコンポーネントを連携させるための仕組みである。設問の条件であるXML形式のメッセージをヘッダとボディで構成するプロトコルには該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。SIPはIPネットワーク上で通話などのセッションを開始、変更、終了するためのシグナリングプロトコルである。遠隔のデータやサービスをXMLメッセージで呼び出すという設問の説明とは役割が異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。SOAPは、ほかのコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのメッセージ交換プロトコルである。XMLで記述されたメッセージにヘッダとボディを含むため、設問の条件に一致する。
学習のポイント
SOAPの役割と、CORBA・DCOM・SIPとの用途の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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