SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ

平成21年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問23

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

エンタープライズアーキテクチャを構成する四つの体系のうち,ビジネスアーキテクチャを策定する場合の成果物はどれか。

選択肢

  1. ア
    業務流れ図
  2. イ
    実体関連ダイアグラム
  3. ウ
    情報システム関連図
  4. エ
    ソフトウェア構成図
解き方のヒントを見る

成果物の対応関係を考える視点

各成果物を単独で暗記するのではなく、どの設計上の問いに答えるために作られ、どの範囲や関係者を対象とするのかを照らし合わせて整理します。名称の印象だけで判断せず、役割の対応に注目してください。

この問題で問われていること

一つの対応関係に注目し、成果物が示す対象・目的・抽象度の組み合わせを問題文の記述と丁寧に照合してください。似た用語の細かな定義を増やすより、同じ観点で一貫して比較することが重要です。

視点

成果物の名称から連想を広げすぎず、まず『何を説明するためのものか』という観点で整理します。そのうえで、対象範囲と説明の粒度が記述と整合しているかを確認し、用語の響きではなく役割のつながりを捉えます。

確認ポイント

  • 成果物が説明しようとしている対象は何か、問題文の記述と同じ観点で確認する。
  • その成果物を使う目的や立場が、記述された役割と矛盾していないか見る。
  • 対象範囲や抽象度のずれがないかを、各記述の関係として落ち着いて照合する。
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ビジネスアーキテクチャは、組織の事業や業務の機能、業務間の流れなどを整理する体系です。その成果物として、業務の流れを表す図が該当します。

理由

ビジネスアーキテクチャは、企業の事業活動や業務機能、業務同士のつながりを整理し、事業の全体像を表します。そのため、業務がどのような順序や関係で進むかを示す図が成果物になります。

比較

実体関連ダイアグラムはデータの実体と関連を表し、情報システム関連図はシステム間の関係を表します。また、ソフトウェア構成図はソフトウェアの構造を表すため、いずれも業務の流れを直接示す成果物ではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ビジネスアーキテクチャは、組織の事業や業務機能、業務間のつながりを整理する体系です。業務がどのように開始され、次の処理へ進み、全体として連携するかを表す業務流れ図は、この体系の成果物として適切です。

選択肢イ

これは不正解だよ。実体関連ダイアグラムは、顧客や商品などのデータを実体として捉え、それらの関連を表す図です。主な対象は情報の構造や関係であり、組織の事業活動や業務処理の流れを整理する成果物とは役割が異なります。

選択肢ウ

これは不正解だよ。情報システム関連図は、複数の情報システムやその間の関係を把握するための図です。システムの配置や連携を示すもので、業務そのものの手順や処理の流れを表すビジネスアーキテクチャの成果物ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。ソフトウェア構成図は、ソフトウェアを構成するプログラムやモジュールなどの構造を表す図です。技術的な構成要素の関係を示すことが目的であり、企業の事業活動や業務の進み方を整理する図ではありません。

学習のポイント

四つの体系ごとに、対象となる業務、情報、システム、技術を区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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