SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

令和3年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ページング方式の仮想記憶において、 ページ置換えの発生頻度が高くなり、 システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。

選択肢

  1. ア
    スラッシング
  2. イ
    スワップアウト
  3. ウ
    フラグメンテーション
  4. エ
    ページフォールト
解き方のヒントを見る

午前I 問06:スラッシングって何?

主記憶が足りなくなると、必要なページを読み込むページインと、使わないページを追い出すページアウトが何度も起きるよ。まるで机が狭すぎて、勉強するたびにノートを出したりしまったりしている状態だね。この出し入れに時間を取られて、本来の処理がなかなか進まない状態をスラッシングというよ。

この問題で問われていること

ポイントは、ページフォールトやスワップアウトそのものと混同しないことだよ。ページフォールトは「必要なページが主記憶にない」と気づく出来事、スワップアウトは「ページを外へ追い出す動作」。それらが頻発して、処理よりページ置換えに時間を使ってしまう状態がスラッシングだと押さえよう。

Thrashing

too many page replacements cause severe performance drop

excessive paging\nperformance collapse

確認ポイント

  • 単発のページフォールトとは違う。
  • 媒体断片化でもない。
  • 急激な性能低下が特徴です。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。スラッシングは、机の上が狭すぎて、書類を出したりしまったりばかりして、本来の作業が進まない状態のことだよ。ページ置換えが多発してCPUが実処理より入替え作業に時間を取られ、システム性能が急に落ちる現象を指すんだ。

選択肢イ

これは不正解だよ。スワップアウトは、机の上がいっぱいなので、いったん使わない書類を倉庫にしまう作業のことだよ。問題は『しまう・取り出す作業が頻発して全体が遅くなる現象の名前』を聞いているので、単体の作業名であるスワップアウトではないよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。フラグメンテーションは、ロッカーの空きスペースが細切れに散らばって、大きな荷物を入れにくい状態のことだよ。今回の話は、ページの入替えが多すぎて処理が遅くなる現象なので、空き領域の細切れ問題であるフラグメンテーションとは別物だよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。ページフォールトは、机の上に必要な書類がなくて、倉庫まで取りに行くこと自体を指すんだ。今回聞かれているのは、その取りに行く作業が多すぎて仕事が全然進まなくなる現象なので、ページフォールトそのものではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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