SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成29年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

暗号方式に関する説明のうち、 適切ながものはどれか。

選択肢

  1. ア
    共通鍵暗号方式で相手ごとに秘密の通信をする場合、 通信相手が多くなるに徒って、 鍵管理の手問が増える。
  2. イ
    共通鍵暗号方式を用いて通信を暗号化するときには、 送信者と受信者で異なる鍵を用いるが、 通信相手にそれぞれの鍵を知らせる必要はない。
  3. ウ
    公開鍵暗号方式で通信文を暗号化して内容を秘密にした通信をするときには、 復号鍵を公開することによって、 鍵管理の手問を減らす。
  4. エ
    公開鍵暗号方式では、 署名に用いる鍵を公開しておく必要がある。
解き方のヒントを見る

午前I 問13:公開鍵暗号と共通鍵暗号の得意分野を見分けよう

RSAみたいな公開鍵暗号は、相手に安全に鍵を渡したり、本人確認のサインである電子署名に向いているよ。一方で、共通鍵暗号は同じ鍵で暗号化・復号するぶん処理が速いから、大量のデータをまとめて暗号化するのが得意なんだ。

この問題で問われていること

この問題では、公開鍵暗号と共通鍵暗号を『宅配便の受け渡し役』と『大量荷物を運ぶ高速トラック』みたいに、それぞれの役割で区別できるかがポイントだよ。公開鍵暗号は鍵交換や電子署名、共通鍵暗号は高速なデータ暗号化、と押さえよう。

Public vs Symmetric Key

public-key cryptography eases key distribution but is generally slower than symmetric-key cryptography

public key: easy key distribution、 slower\nsymmetric key: faster、 key sharing needed

確認ポイント

  • 公開鍵暗号の方が常に高速ではありません。
  • 鍵配送問題の緩和が利点です。
  • 方式の使い分けを押さえる。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは正しいよ。共通鍵暗号方式では、相手ごとに同じ秘密の合鍵を共有する必要があるんだ。友達1人なら合鍵1本で済むけど、友達が10人、100人と増えると、それぞれ別の合鍵を作って安全に渡して管理しないといけないよね。だから通信相手が多くなるほど、鍵管理の手間が増えるんだ。

選択肢イ

これは間違いだよ。共通鍵暗号方式は、送る人と受け取る人が同じ鍵を使う方式なんだ。たとえるなら、同じ合鍵で箱を閉めたり開けたりする感じだね。だから、相手にもその合鍵を安全に渡しておく必要があるよ。「異なる鍵を使う」「知らせる必要がない」という部分が違うんだ。

選択肢ウ

これは間違いだよ。秘密の通信をしたいなら、公開するのは暗号化に使う鍵で、復号する鍵は本人だけが大事に隠しておく必要があるよ。たとえるなら、誰でも手紙を入れられる郵便受けの投入口は公開していいけど、取り出すための鍵まで公開したら誰でも読めちゃう、という感じだね。

選択肢エ

これは間違いだよ。公開鍵暗号方式のディジタル署名では、署名する人は自分だけが持っている秘密鍵を使うんだ。たとえるなら、本人しか押せない特別なハンコみたいなものだよ。公開しておくのは、その署名が本物か確認するための公開鍵だね。署名に使う鍵を公開したら、誰でも本人になりすませてしまうよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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