SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成29年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

OpenFlowを使ったSDN (Software-Defined Networking) の説明として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    単一の物理サーバ内の仮想サーバ同士が、 外部のネットワーク機器を経貼せずに、 物理サーバ内部のソフトウェアで実現された仮想スイッチを経由して、 通信する方式
  2. イ
    データを転送するネットワーク機器とは分離したソフトウェアによって、 ネットワーク機器を集中的に制御、 管理するアーキテクチャ
  3. ウ
    プロトコルの文法を形式言語を使って厳密に定義する、 ISOで標準化された通信プロトコルの規格
  4. エ
    ルータやスイッチの機器内部で動作するソフトウェアを、 オープンソースソフトウェア (OSS) で実現する方式
解き方のヒントを見る

午前I 問11

SDNは、ネットワーク機器がそれぞれ自分で判断するしくみをやめて、司令塔となるコントローラが全体をまとめて指示する考え方だよ。たとえるなら、各交差点の信号がバラバラに動くのではなく、交通管制センターが街全体の流れを見て信号を調整するイメージだね。ポイントは、経路を決める制御プレーンと、実際にデータを流すデータプレーンを分けることだよ。

この問題で問われていること

従来のネットワーク機器ごとに個別設定する方法と、SDNのようにコントローラでネットワーク全体を一元管理する方法の違いを見分けよう。

SDN

SDN separates the control plane from the data plane and enables centralized software-based network control

centralized control\ncontrol/data plane separation

確認ポイント

  • 各装置で個別設定する考え方ではありません。
  • 制御の集中化が特徴です。
  • コントローラによる一元管理を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。これは仮想サーバ同士が同じ物理サーバの中で仮想スイッチを通って通信する話だね。たとえるなら、同じ建物の部屋同士が廊下でやり取りする感じ。SDNは建物全体の交通ルールを管理室からまとめて制御する話なので、範囲が違うよ。

選択肢イ(正解)

これが正解だよ。SDNは、実際にデータを運ぶ機器と、それをどう動かすか決める頭脳部分を分けて、ソフトウェアで集中管理する考え方なんだ。たとえるなら、各交差点の信号機を現場任せにせず、交通管制センターからまとめて指示するようなものだよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。これはASN.1のように、通信データの書き方をきっちり決める規格の話だね。たとえるなら、申込書の記入ルールを厳密に決めるようなもの。SDNのようにネットワーク機器をまとめて操作・管理する仕組みの説明ではないよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。機器の中身のソフトをOSSにする話で、たとえるなら「家電の中の説明書や部品を公開されたものにする」ようなもの。SDNのポイントは、機器の中身がOSSかどうかではなく、ネットワーク全体を外からまとめて指示・管理することなんだ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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