SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

リアルタイムOSにおいて、 実行中のタスクがプリエンプションによって居移す

選択肢

  1. ア
    休止状態
  2. イ
    実行可能状態
  3. ウ
    終了状態
  4. エ
    待ち状態ー4一
解き方のヒントを見る

プリエンプションされたプロセスはどこへ戻る?

プリエンプティブ方式では、CPUを使っているプロセスでも、持ち時間のタイムスライスが終わったり、もっと優先度の高いプロセスが来たりすると、いったんCPUをゆずるよ。このとき行き先は「待ち状態」ではなく、「また実行できる準備はできているけど、CPU待ち」の実行可能状態だよ。

この問題で問われていること

プロセス状態遷移図で、プリエンプションが起きたときに、実行状態からどこへ戻るのかを正しく読めるかがポイントだよ。レジの列で順番をゆずるだけで、料理そのものが止まって材料待ちになるわけではない、と考えよう。

Process Preemption

in preemption、 a running process moves back to ready state when CPU is taken away

running -> ready\nCPU assigned to another process

確認ポイント

  • 入出力待ち状態へ行くのではありません。
  • 実行中から実行可能へ戻る。
  • CPU 強制切替の遷移を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

休止状態は不正解だよ。休止状態は、タスクがまだ起動されていない、または起動対象として止まっているような状態で、実行中の続きとしてすぐCPU待ちの列に並ぶ状態とは違うよ。プリエンプションでは作業途中のタスクが消えたり眠り切ったりするのではなく、続きができる状態のまま順番待ちに戻るんだ。

選択肢イ(正解)

実行可能状態が正解だよ。プリエンプションは、CPUで作業中のタスクが、もっと優先度の高いタスクなどに作業机を譲らされることなんだ。でも本人は材料も準備もできていて、机が空けばすぐ再開できる。だから「実行中」から戻る先は、仕事はできるけどCPU待ちをしている実行可能状態になるよ。

選択肢ウ

終了状態は不正解だよ。終了状態は、仕事そのものが終わって片付けまで済んだ状態のこと。プリエンプションは、窓口で手続中だった人が「急ぎの人を先に通すので少し待ってね」と席を外されるイメージで、仕事が終わったわけではないんだ。

選択肢エ

待ち状態は不正解だよ。待ち状態は、プリンタの印刷待ちやファイル読込み待ちみたいに「道具や連絡が来るまで仕事を進められない」状態なんだ。プリエンプションは、作業できないから止まるのではなく、CPUという作業机をいったん他のタスクに譲らされるだけなので、待ち状態にはならないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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