SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成28年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

暗号に関連するデータのうち、 次に示す処理で出力可能なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    (処理〕
  2. イ
    (1) カウンタを初期化する。
  3. ウ
    (⑫) その時点に得た時刻データを共通鍵で暗号化する。
  4. エ
    3) カウンタの値と⑫の結果のXORをとり、 さらに共通鍵で暗号化する。 (④ (③の結果を出力する。
解き方のヒントを見る

午前II 問09

これは、時計を見ながら合い鍵を作るような仕組みだよ。現在時刻から作った値と共通鍵を組み合わせて、一定時間ごとにパスワードが変わるので、答えは時刻同期型ワンタイムパスワードだと判断しよう。

この問題で問われていること

OTPの作り方を読んで、「時間が進むと変わるタイプなのか」「ボタンを押した回数などのイベントで変わるタイプなのか」を見分けられるかがポイントだよ。

Time-Based One-Time Password

a time-based one-time password uses current time、 a counter-like moving factor、 and a shared secret to generate a short-lived output

use current time\nshared secret key\noutput changes periodically\nrepresents TOTP

確認ポイント

  • 時刻を使う点に注目する。
  • 共通鍵と組み合わせる。
  • TOTP と HOTP を区別する。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

このIDの公式選択肢は本来『擬似乱数』で、これが正解だよ。時刻データやカウンタを材料にして、暗号化とXORを何度も混ぜて出力しているので、サイコロを機械で振っているように『それっぽく予測しにくい数列』を作っている処理なんだ。完全な本物の乱数ではなく、手順で作るから『擬似』乱数だよ。

選択肢イ

このIDの公式選択肢は本来『ディジタル証明書』なので不正解だよ。ディジタル証明書は、ネット上の身分証明書みたいに『この公開鍵はこの人・組織のものだよ』と第三者が証明するものだよ。この処理は身分証を発行しているわけではなく、暗号処理で数列を作っているだけだから違うよ。

選択肢ウ

このIDの公式選択肢は本来『ハッシュ値』なので不正解だよ。ハッシュ値は、書類をシュレッダーにかけて短い指紋を作るようなもので、元データが少し変わると結果も変わる一方向の要約だよ。この処理は要約ではなく、必要な分だけ次々と出力を作る仕組みなので違うよ。

選択肢エ

このIDの公式選択肢は本来『メッセージ認証コード』なので不正解だよ。メッセージ認証コードは、荷物に『途中で開けられていないよ』と確認する封印を付けるようなものだよ。この処理には確認したいメッセージが出てこず、出力を繰り返し作っているだけなので、改ざん確認用の値ではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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