SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成24年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問5

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

キャッシュメモリへの書込み動作には、 ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴のうち、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    ライトスルー方式では、 データをキャッシュメモリだけに書き込むので、 高速に書込みができる。
  2. イ
    ライトスルー方式では、 データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので、 主記憶の内容は常に最新である。
  3. ウ
    ライトバック方式では、 データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので、 速度が遅い。
  4. エ
    ライトバック方式では、 読出し時にキャッシュミスが発生してキャッシュメモリの内容が追い出されるときに、 主記憶に書き戻す必要が生じることはない。
解き方のヒントを見る

午前I 問05:スーパスカラ方式って何?

スーパスカラ方式は、CPUの中にある複数の実行ユニットへ、同時に複数の命令を出して処理する仕組みだよ。たとえるなら、1人の店員が順番に料理するのではなく、焼く係・切る係・盛り付け係に同時に仕事を振って、全体を速く進めるイメージだね。

この問題で問われていること

ここでは、スーパスカラ方式が「命令レベルの並列性」を使うものだと見抜けるかがポイントだよ。SIMDは1つの命令で複数データをまとめて処理する方式、パイプラインは命令処理を工程ごとに流れ作業にする方式なので、それぞれの違いを区別しよう。

Superscalar

a superscalar processor can execute multiple instructions per clock cycle by issuing them to multiple execution units

multiple instructions per cycle\ninstruction-level parallelism

確認ポイント

  • 一命令多データの SIMD とは異なる。
  • 複数命令同時実行に注目する。
  • スーパスカラを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは間違いだよ。ライトスルー方式は、メモを手元のノート(キャッシュ)だけでなく、正式な台帳(主記憶)にも毎回書く方式なんだ。だから「キャッシュメモリだけに書き込む」は逆で、手間が増える分、書込みはライトバック方式より遅くなりやすいよ。

選択肢イ(正解)

これは正しい説明だよ。ライトスルー方式は、窓口で控え(キャッシュ)を書くと同時に本台帳(主記憶)にも記録するイメージだよ。毎回きちんと本台帳まで更新するので、主記憶の内容は常に最新になるんだ。ただし、その分書込みは少し重くなりやすいよ。

選択肢ウ

これは間違いだよ。説明している内容はライトスルー方式の特徴だよ。ライトバック方式は、毎回キャッシュと主記憶の両方に同時に書くのではなく、まずキャッシュだけに書いて、あとで必要なときに主記憶へ戻す方式なんだ。

選択肢エ

これは間違いだよ。ライトバック方式では、普段は手元のメモ(キャッシュ)だけを更新しておいて、正式な台帳(主記憶)への反映は後回しにするんだ。だから、そのメモが追い出されるときに内容が変更済みなら、台帳へ書き戻す必要があるよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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