SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

現在の動向から未来を予測したり、 システム分析に使用したりする手法であり、 専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い. その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して、 集団としての意見を収束させる手法はどれか。

選択肢

  1. ア
    因果関係分析法
  2. イ
    クロスセクション法
  3. ウ
    時系列回帰分析法
  4. エ
    デルファイ法
解き方のヒントを見る

専門家たちに匿名のアンケートを「繰り返し」行い、みんなの意見を多数決ではなく自然にまとめていく「デルファイ法」

将来予測や技術動向分析で使われる「デルファイ法」の問題だよ。複数の専門家に個別にアンケートを行い、その集計結果(他の人がどう答えたか)を全員に見せてから、もう一度アンケートに答えてもらう。これを何度も繰り返すことで、専門家同士が直接話し合うことなく、集団としての意見を自然と1つの方向(合意)に収束させていくユニークな予測手法なんだ。

この問題で問われていること

専門家が一堂に会して意見を出し合うブレインストーミングなどとは異なり、「匿名での複数回のアンケート反復とフィードバックを通じて、多数の専門家の見解を統計的に要約・集束させる」というデルファイ法ならではの特徴を選び出そう。

Identifying the Delphi Method

the Delphi method gathers expert opinions through repeated questionnaires and converges them by feeding intermediate results back to the participants

use multiple experts\nrepeat questionnaires\nshow intermediate results\nconverge group opinion

確認ポイント

  • 専門家アンケートを繰り返す点を見る。
  • 途中結果を互いに参照させる点を押さえる。
  • 将来予測や分析に使う手法だと整理する。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。因果関係分析法は、『広告を出したから売上が増えたのか』みたいに、原因と結果のつながりを調べる方法なんだ。泥棒が入った原因を『窓が開いていたから?鍵が壊れていたから?』と探るようなものだよ。専門家の予測意見を集めてまとめる方法ではないよ。

選択肢イ(正解)

これは不正解だよ。クロスセクション法は、ある一時点でいろいろな対象を横に並べて比べる方法なんだ。たとえば、同じ日に複数の店の売上を見比べて特徴を探す感じだよ。時間を追って意見を収束させるデルファイ法とは考え方が違うよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。時系列回帰分析法は、過去の売上や利用者数みたいに時間順に並んだデータを使って、数式で将来を予測する方法なんだ。家計簿を見て『毎月このくらい電気代が増えているから来月はこれくらい』と計算する感じで、専門家の意見を何度も集める方法ではないよ。

選択肢エ

これは正解だよ。デルファイ法は、たくさんの専門家に別々に意見を聞いて、結果をまとめてもう一度聞く、という流れを繰り返して未来を予測する方法なんだ。たとえば、町内会で『来年どれくらい人が増えそう?』を詳しい人たちに匿名で聞き、集計結果を見せながら意見を近づけていく感じだよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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