SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ディジタル証明書を使わずに、 通信者同士が、 通信によって交換する公開鍵を用いて行う暗号化通信において、 通信内容を横取りする目的で当事者になりすますものはどれか。

選択肢

  1. ア
    Man-in-the-middle攻撃
  2. イ
    wardriving
  3. ウ
    トロイの木馬
  4. エ
    プルートフォース攻撃
解き方のヒントを見る

通信の間に悪者が割り込んで、AさんにはBさんのフリ、BさんにはAさんのフリをする「中間者攻撃(Man-in-the-Middle)」

通信を横取りする「中間者攻撃(マン・イン・ザ・ミドル攻撃)」の問題だよ。AさんとBさんがお互いの「公開鍵」を交換して暗号通信を始めようとする時、悪者Cがその間に割り込むんだ。CはAさんに「Bさんの鍵だよ」と嘘をついて自分の公開鍵を渡し、Bさんにも同様にする。これで、二人のやり取りする暗号データはすべてCが途中で復号して盗み見(盗聴)でき、何食わぬ顔で暗号化し直して転送されちゃうという恐ろしい攻撃だよ。

この問題で問われていること

二人の通信の間に割り込んで、お互いの公開鍵を自分の公開鍵にすり替えることで、暗号通信の盗聴や改ざんを気づかれずに行う攻撃(中間者攻撃)を見つけよう。

Man-in-the-middle の構図

当事者 A と B が互いの公開鍵を検証できないと、攻撃者 M が A には B、B には A と偽って中継できます。

A <-> M <-> B\n双方が M の鍵を相手のものと誤認\n-> 通信を横取り

確認ポイント

  • wardriving は無線 LAN を探す行為です。
  • ブルートフォースは総当たり攻撃です。
  • 公開鍵交換に割り込む中間者攻撃を選びます。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

Man-in-the-middle攻撃が正解だよ。これは、AさんとBさんが手紙をやり取りしている間に、偽の窓口係が入り込んで『私がBさんです』と名乗るようなもの。デジタル証明書で相手確認をしていないと、公開鍵をすり替えられて、暗号化しているつもりの通信を横取りされることがあるんだ。

選択肢イ

wardrivingは不正解だよ。これは、車で街を走りながら、鍵の甘い無線LANを探して回るような行為。今回の問題は、無線LAN探しではなく、通信相手になりすまして公開鍵をすり替える攻撃を聞いているので違うよ。

選択肢ウ

トロイの木馬は不正解だよ。これは、普通の便利アプリのふりをして家に入り、裏でこっそり悪さをする泥棒みたいなもの。今回の話は、通信している2人の間に割り込んで公開鍵をすり替える攻撃なので、アプリに潜むタイプのトロイの木馬とはポイントが違うよ。

選択肢エ

ブルートフォース攻撃は不正解だよ。これは、金庫の暗証番号を0000、0001、0002…と全部試すような力まかせの総当たり攻撃。今回の問題は、パスワードを当てる話ではなく、通信の途中で相手になりすます話だから違うんだ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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