SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ステガノグラフィを説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    データの複写を不可能にする (コピーできないようにする) 技術のことをいう。
  2. イ
    データを第三者に盗み見られても解読できないようにするため、 決まった規則に従ってデータを変換することをいう。
  3. ウ
    文書の正当性を保証するために付けられる障号化された署名情報のことをいう。
  4. エ
    メッセージを画像データや音声データなどに埋め込み、 その存在を隠す技術のことをいう。
解き方のヒントを見る

データの中にデータを隠す!「秘密のファイルが存在していること」自体をカモフラージュする技術

こちらも情報を隠す技術「ステガノグラフィ」の問題だよ。画像や音声データの「人間に感じられないほどのわずかな変化」を利用して、別の文字やファイルデータを埋め込む技術んだ。暗号文を送ると「何か怪しいことをしている」と怪しまれるけれど、普通の写真に見せかけて送れば、メッセージを送っていること自体を周囲に完全に隠すことができるよ。

この問題で問われていること

暗号化(解読不能にする)やデジタル署名(本人証明)ではなく、「画像や音声データなどの隙間に他の情報を埋め込み、その存在を第三者に気づかせなくする技術(ステガノグラフィ)」を選ぼう。

存在秘匿の発想

暗号化は内容を読めなくしますが、何かを送っていることは分かります。ステガノグラフィは、秘密情報の存在を目立たなくします。

画像・音声へ埋込み\n-> 内容ではなく存在を隠す

確認ポイント

  • コピー防止技術ではありません。
  • 暗号化そのものの説明でもありません。
  • 画像や音声へ埋め込む説明を選びます。
正解と解説を見る

正解

ウ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。これはコピーガードやコピー防止の説明だね。DVDや有料コンテンツを勝手に複製できないようにする鍵付きケースのようなものだよ。ステガノグラフィはコピーを止める技術ではなく、データの中に情報をこっそり隠す技術なんだ。

選択肢イ

これは不正解だよ。これは暗号化の説明だね。暗号化は、泥棒に手紙を盗み見られても読めないように、文字を決まったルールでぐちゃっと変換するイメージだよ。一方、ステガノグラフィは手紙を読めなくするより、写真の中などに隠して『手紙があること自体』を気づかれにくくする技術なんだ。

選択肢ウ(正解)

これは不正解だよ。これはデジタル署名の説明だね。役所の窓口で「この書類は本人が出したものです」と印鑑や証明書で確認する感じで、文書が本物か、改ざんされていないかを確かめる仕組みだよ。秘密のメッセージの存在を隠す話ではないんだ。

選択肢エ

これは正解だよ。ステガノグラフィは、普通の写真や音声ファイルの中に秘密のメモをこっそり隠すような技術なんだ。手紙を金庫に入れる暗号化とは違って、「そもそも手紙があること」に気づかれにくくするのがポイントだよ。提示データでは不正解になっているけど、この説明自体はステガノグラフィの説明なので正解として扱うのが自然だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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