SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

DNSサーバに格納されるネットワーク情報のうち、 第三者に公開する必要のない情報が攻撃に利用されることを防止するための、 プライマリDNSサーバの設定はどれか。

選択肢

  1. ア
    SOAレコードのシリアル番号を更新する。
  2. イ
    外部のDNSサーバにリソースレコードがキャッシュされる時問を短く設定する。
  3. ウ
    ゾーン転送を許可するDNSサーバを登録する。
  4. エ
    ラウンドロビン設定を行う。
解き方のヒントを見る

DNSサーバーの「住所録丸ごとコピー(ゾーン転送)」を、信頼できるサーバーだけに制限して情報漏えいを防ぐ

DNSサーバーのセキュリティ設定の問題だよ。DNSサーバーが管理しているドメイン内のすべての住所情報(ゾーン情報)を、別の予備サーバーに同期するためにコピーする仕組みを「ゾーン転送」と呼ぶんだ。もし誰にでもゾーン転送を許可してしまうと、悪者にネットワーク構成(どんな名前のサーバーが何台あるか)を丸ごと盗み見られて、次の攻撃の足がかりにされちゃうので、転送先は許可したIPアドレスだけに制限する必要があるよ。

この問題で問われていること

キャッシュ汚染対策や負荷分散(ラウンドロビン)と区別して、「DNSのゾーン情報を丸ごと引き出されないように、ゾーン転送できる相手(セカンダリDNSなど)を制限する」対策の必要性を答えよう。

ゾーン転送制御

ゾーン転送を誰にでも許すと、内部向けを含む名前情報をまとめて取得されるおそれがあります。許可先 DNS サーバを限定する必要があります。

ゾーン転送先を登録・限定\n-> 不要な情報公開を防ぐ

確認ポイント

  • シリアル番号更新や TTL 短縮は本質的な対策ではありません。
  • ラウンドロビンは負荷分散のための設定です。
  • ゾーン転送先を限定する設定を選びます。
正解と解説を見る

正解

ウ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

不正解だよ。SOAレコードのシリアル番号は、DNSのゾーン情報の版番号みたいなものだよ。書類に『第2版』と書くようなもので、セカンダリDNSに更新を知らせる役には立つけど、第三者が情報を読み出すのを止める鍵にはならないよ。

選択肢イ

不正解だよ。キャッシュ時間を短くするのは、外のDNSサーバが古い住所録を長く持ち続けないようにする設定なんだ。掲示板の貼り紙を早めに貼り替えるような話で、秘密の住所録そのものを盗み見されるのを防ぐ対策ではないよ。

選択肢ウ(正解)

正解だよ。ゾーン転送は、DNSの住所録を別のDNSサーバへ丸ごとコピーする仕組みなんだ。これを誰にでも許すと、泥棒に家中の見取り図を渡すようなものになるよ。だから、コピーを許す相手を信頼できるDNSサーバだけに限定するのが、公開不要な情報を守る対策になるよ。

選択肢エ

不正解だよ。ラウンドロビンは、同じ名前に複数のサーバを割り当てて、アクセスを順番に振り分ける設定なんだ。お店の窓口を複数にして混雑を分ける感じで、外部に見せたくないDNS情報を泥棒に読まれないようにする対策ではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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