SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問26

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

“技術のS カーブ" の説明として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    技術の期待感の推移を表すものであり、 上明期、 流行期、 反動期、回復期、 安定期に分類される。
  2. イ
    技術の進歩の過程を表すものであり、 当初は緩やかに進歩するが、 やがて急激に進歩し、 成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
  3. ウ
    工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり、 生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。
  4. エ
    工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、 初期政障期問では故障率は高くなるが、 その後の偶発故障期問での故障率は低くなり、 製品寿命に近づく摩耗故障其問では故障率は高くなる。
解き方のヒントを見る

自社の技術だけにこだわらず、大学や他社の知恵(外部のアイデア)と合体させてイノベーションを起こす(オープンイノベーション)

技術開発の考え方「オープンイノベーション」の問題だよ。自分たちの研究所や社員だけで新しいものを作ろうとする「自前主義(クローズドイノベーション)」を捨てて、社外の技術、大学の研究機関、顧客のアイデアなどを積極的に取り入れてコラボレーションし、今までにない画期的な商品やサービスをスピード開発するアプローチなんだ。

この問題で問われていること

組織内部の資源だけで研究開発を完結させるやり方と対比させて、「外部の知識、技術、アイデアなどを積極的に融合させて革新的な技術を創出する」アプローチ(オープンイノベーション)を見極めよう。

Open Innovation

open innovation creates value by combining internal and external ideas and technologies

internal + external knowledge\ncollaboration

確認ポイント

  • 社内だけで閉じない。
  • 外部知の活用が重要です。
  • オープンイノベーションを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは不正解だよ。これは「ハイプサイクル」の説明だよ。新しい技術が出ると最初は「すごい!」と盛り上がり、期待外れで落ち込み、その後に現実的な使われ方へ落ち着く、という流れなんだ。技術そのものの進歩の速さを表すSカーブとは別物だよ。

選択肢イ

これは正解だよ。技術のSカーブは、最初はなかなか伸びず、コツや基盤がそろうと一気に伸び、成熟すると伸びがゆるやかになる流れを表すんだ。自転車の練習で、最初は全然進まないけど、乗れるようになると急に上達し、最後は細かい改善だけになる感じだよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。これは「経験曲線」や「学習曲線」に近い説明だよ。同じ作業を何回もすると、料理やタイピングがだんだん速く上手になるように、生産量が増えるほど効率が上がるという話なんだ。技術の進歩がゆっくり、急速、停滞へ進むSカーブの説明ではないよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。説明しているのは「バスタブ曲線」で、製品の壊れやすさの話なんだ。新品の家電は初期不良が出やすく、その後しばらく安定して、古くなるとまた壊れやすくなる、というイメージだよ。技術がどう進歩するかを表すSカーブの説明ではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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