SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
平成21年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アe|l が1に比べて非常に小さい。
- イglがヵに比べて非常に大きい。
- ウe+ヵ|が1より大きい。
- エzXo|l が1より大きい。
解き方のヒントを見る
「1に比べて十分小さい数」を足すときだけ、このずる賢い近似(手抜き計算)が使える!
数学の「近似(だいたいの計算)」の問題だよ。 (1 + x) の掛け算や割り算を簡単な式に置き換える手抜き公式は、足し算する x の大きさが 1 よりも極端に小さい(絶対値が1よりずっと小さい)ときだけ成り立つんだ。
この問題で問われていること
難しい公式を解くのではなく、「手抜き計算(近似)が許されるのは、足す数が極めてゼロに近いときだけ」という数学のルールを思い出そう。
Approximation Condition
approximations such as 1 + x are valid when the perturbation x is sufficiently small relative to 1
|x| << 1\nsmall perturbation
確認ポイント
- 大きい値では近似が崩れる。
- 基準は 1 に対する相対的な小ささです。
- `|x|` が十分小さい条件を選ぶ。
正解と解説を見る
正解
ア
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア(正解)
これは不正解だよ。e|l、つまり小さい変化量そのものが1に比べて非常に小さいだけでは、まだ十分とは限らないんだ。たとえば1円の誤差でも、100万回くり返せば大きな金額になるよね。同じように、(1+α)^n を 1+nα で近似するには、α単体だけでなく、nα や n^2α^2 のような高次の影響が無視できるかも見ないといけないよ。
選択肢イ
これは不正解だよ。glがヵに比べて非常に大きい、という条件は、近似で捨てたい項が小さくなることを保証していないんだ。人数が多い行列で小さなズレが何度も積み重なると、最後には大きなズレになることがあるよね。nが大きい場合は、小さなαでも積み重なりや二乗の項が効いてくるから、この条件では近似が安全とは言えないよ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。e+ヵ|が1より大きいという条件だと、近似で無視したい部分が小さいどころか、目立つ大きさになっている可能性があるよ。地図で『数ミリのズレなら大丈夫』という話をしているのに、『ズレが1cm以上ある』と言っているようなものだね。高次項を無視できる条件になっていないので間違いだよ。
選択肢エ
これは不正解だよ。近似では、捨てる部分が小さいことが大事なのに、「zXo|l が1より大きい」のように大きさが1を超える条件だと、むしろ無視できない可能性が高いんだ。レシピで『塩を少しだけなら味に影響しにくい』と言いたいのに、『塩がスプーン山盛りならOK』と言っているようなものだよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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