SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

令和5年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

CSMA/CD 方式のLAN で使用されるスイッチングハブ(レイヤー2スイッチ)は,フレームの蓄積機能,速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブと同等の機能をもち,同じプロトコル階層で動作する装置はどれか。

選択肢

  1. ア
    ゲートウェイ
  2. イ
    ブリッジ
  3. ウ
    リピータ
  4. エ
    ルータ
解き方のヒントを見る

対応関係を整理するための視点

各項目を個別に暗記するのではなく、機器が担う役割と、情報がどの範囲で扱われるかを同じ基準で整理し、対応関係の根拠を比較して考えましょう。そのうえで、共通する観点と異なる観点を区別して判断します。

この問題で問われていること

判断の中心を名称の印象や配置ではなく、各機器が通信情報をどの範囲で扱うものかという観点に絞り、項目ごとの差がどこに表れるかを確認してください。範囲の捉え方を一貫させることが重要です。

視点

機器と階層を結び付けるときは、まず役割を抽象化し、次に通信情報を扱う範囲を同じ基準で照合します。用語の連想だけで決めず、各項目がどこまでの情報を対象にするかを比較すると、対応の根拠を整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 機器の役割を、名称ではなく通信情報を扱う範囲として捉えられるか確認する
  • 各項目について、情報を扱う範囲を同じ言葉と基準で比べられるか確認する
  • 似た説明に見える項目も、情報を扱う範囲の違いを根拠に整理できるか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

スイッチングハブはフレームを扱うレイヤー2の装置であり、同じ階層でフレームを中継・交換する装置を選びます。

理由

スイッチングハブはレイヤー2で動作し、フレームを蓄積して宛先に応じて交換します。同じレイヤー2でフレームを中継する装置が、問題文の「同等の機能」と「同じプロトコル階層」に該当します。

比較

ゲートウェイやルータは上位またはネットワーク層で異なるネットワーク間を接続し、リピータは物理層で信号を再生します。一方、レイヤー2の装置はフレームを扱い、LANセグメント間の中継や交換を行います。

選択肢ア

これは不正解だよ。ゲートウェイは、異なるプロトコルやネットワーク環境を接続するため、一般に複数の階層に関わる機能をもつ装置です。フレームを扱うレイヤー2のスイッチングハブと、同じプロトコル階層で動作する装置とはいえません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。ブリッジはレイヤー2で動作し、LANセグメント間でフレームを中継・交換する装置です。フレームを扱うスイッチングハブと同じプロトコル階層で、問題文に示された機能と同等の役割を果たします。

選択肢ウ

これは不正解だよ。リピータは物理層で信号を再生し、伝送距離を延ばすための装置です。フレームを蓄積して宛先に応じて交換するレイヤー2のスイッチングハブとは、扱うデータ単位と動作するプロトコル階層が異なります。

選択肢エ

これは不正解だよ。ルータはネットワーク層でパケットを中継し、異なるネットワーク間の経路選択を行う装置です。フレームを処理するレイヤー2のスイッチングハブとは、動作するプロトコル階層と主な処理対象が異なります。

学習のポイント

OSI参照モデルにおけるネットワーク機器の役割とデータ単位の対応を整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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