SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題




選択肢
- ア(問題の図表を参照)
- イ(問題の図表を参照)
- ウ(問題の図表を参照)
- エ(問題の図表を参照)
解き方のヒントを見る
時間の流れを読む視点
図を読むときは、要素同士の関係だけでなく、出来事がどの向きに進み、各要素の位置関係が何を表しているかを切り分けて考えましょう。
この問題で問われていること
図中の配置や線を見て、空間的な関係と時間的な進行を混同していないかに注目し、表現が担う役割を一つずつ確認しましょう。
視点
参加している要素を追いながら、図の方向や並びが示す意味を整理します。見た目の位置だけで判断せず、出来事の順序を読み取る手掛かりとして表現を捉えることが大切です。
確認ポイント
- 要素の並びと出来事の進行方向を分けて見る
- 線や矢印が示す関係の役割を確認する
- 一つの表現に複数の意味を重ねて判断しない
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正しいのはアです。複合状態への遷移にトリガ1を置き、内部の直交リージョンを破線で分け、各リージョンの初期擬似状態から状態へ進む構成がUML 2.0の記法に適合している。
理由
アでは、状態1から複合状態である状態2へ入る遷移にトリガ1が記されている。状態2内部は破線で二つの直交リージョンに分けられ、各リージョンに初期擬似状態、状態遷移、終端が配置されている。
比較
初期擬似状態から最初の状態への遷移は、内部に入った時点で自動的に開始されるため、そこへトリガを付ける図は不適切です。また、直交リージョンを表す区切り線の有無も判定要素になる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。状態1から状態2へ入る遷移にトリガ1があり、状態2の内部は破線で二つの直交リージョンに分けられている。各リージョンでは初期擬似状態から状態3又は状態5へ進み、その後の遷移にトリガ2、トリガ3が記されており、複合状態の完了後に外へ出る構成も適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。状態1から状態2へ入る遷移にトリガ1があり、内部の二つの流れにもトリガ2とトリガ3が置かれている点はアと同じである。しかし、状態2内部を二つの直交リージョンとして示す破線の区切りがないため、並行して進む領域の記法として適合しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。状態2内部を破線で二つに分けているため、直交リージョンを意図した構成は読み取れる。しかし、各リージョンの初期擬似状態から状態3又は状態5へ向かう遷移にトリガ1を記している。初期擬似状態からの開始遷移にこのトリガを置く表し方が不適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。各リージョンの初期擬似状態から状態3又は状態5へ向かう遷移にトリガ1を記しているため、初期擬似状態からの開始遷移の表し方が不適切である。さらに、状態2内部を直交リージョンに分ける破線もないので、二つの領域を並行して表す記法にもなっていない。
学習のポイント
複合状態、直交リージョン、初期擬似状態、トリガの配置を図で対応付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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