SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステム結合テスト
- イシステム適格性確認テスト
- ウソフトウェア結合テスト
- エソフトウェア適格性確認テスト
解き方のヒントを見る
判断の根拠となる範囲を確かめる
テストについて考える際は、判断の根拠がどの範囲で成り立つかに注目しましょう。与えられた条件を起点に、そこから言えることと、追加の前提が必要なことを分け、結論を広げすぎていないか確かめます。
この問題で問われていること
この問題では、判断を支える条件と、その判断が及ぶ範囲とのつながりを意識して考えます。知っている用語から結論を急がず、手元の情報だけで根拠が足りているかという一つの観点に沿って整理しましょう。
視点
判断の根拠には、適用できる範囲があります。与えられた条件にない前提を自分で補っていないか、根拠より広い範囲へ結論を広げていないかを意識すると、考え方を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 判断の根拠は、与えられた条件に基づいているか
- 条件にない前提を、無意識に付け加えていないか
- 結論が及ぶ範囲は、根拠の範囲を超えていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエです。構成部品を結合したソフトウェア品目を対象とし、次のシステム結合及びテストの実現可能性を評価する点が決め手です。ソフトウェア結合テストで評価する次段階は、ソフトウェア適格性確認テストです。
理由
ソフトウェア適格性確認テストでは、構成部品を結合したソフトウェア品目が要求事項を満たすか確認します。設問の評価基準にある「システム結合及びテストの実現可能性」は、この品目を次のシステム結合へ進められるかを評価するものです。システム結合の前にソフトウェア品目の適格性を最終確認する段階に当たるため、エが正解です。
比較
ソフトウェア結合テストでも、要求事項に対するテスト網羅性を評価します。そのため、網羅性という基準だけではウとエを区別できません。両者を分けるのは、次段階として何の実現可能性を評価するかです。ソフトウェア結合ではソフトウェア適格性確認テストの実現可能性を評価し、ソフトウェア適格性確認ではシステム結合及びテストの実現可能性を評価します。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム結合テストは、ソフトウェア品目やハードウェアなどを結合し、それらの間のインタフェースや相互動作を確認するテストです。設問の対象は構成部品を結合したソフトウェア品目であり、評価基準もこれから行うシステム結合及びテストの実現可能性なので、実施段階が異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。システム適格性確認テストは、結合したシステム全体がシステムへの要求事項を満たすか確認するテストです。設問はソフトウェア品目を対象としており、システム結合及びテストの実現可能性を評価します。システム全体の適格性を確認する段階とは、対象と評価の位置付けが異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェア結合テストでも、要求事項に対するテスト網羅性を評価するので、この基準だけでは区別できません。違いは次段階の実現可能性です。ソフトウェア結合ではソフトウェア適格性確認テストの実現可能性を評価しますが、設問はシステム結合及びテストの実現可能性を挙げています。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ソフトウェア適格性確認テストは、結合済みのソフトウェア品目が要求事項を満たすか確認するテストです。評価基準の「システム結合及びテストの実現可能性」は、次のシステム結合へ進めるかを見据えた確認を意味します。システム結合の前にソフトウェア品目の適格性を最終確認する段階なので、設問の条件に合致します。
学習のポイント
要求事項へのテスト網羅性だけで区別せず、評価基準がどの次段階を見据えているかを対応付けましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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