SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア2.00
- イ2.50
- ウ6.25
- エ8.33
解き方のヒントを見る
時間を捉える範囲をそろえる
時間に関する量を検討するときは、個々の値を見る前に、それぞれがどの範囲を対象としているかを意識しましょう。同じ言葉でも扱う範囲が異なる場合があるため、与えられた条件に沿って意味を整理することが大切です。
この問題で問われていること
着目するのは、考えようとしている量と、与えられた情報の対象範囲がそろっているかという点です。言葉の印象だけで範囲を決めず、どこまでを含むのかを条件から確かめ、自分の理解にずれがないか点検しましょう。
視点
対象範囲は、ある情報がどこまでを扱っているかという区切りです。検討の途中でこの区切りが変わっていないかを意識し、与えられた条件と自分の解釈を対応づけて整理しましょう。
確認ポイント
- 考えようとしている量の対象範囲を意識できているか。
- その範囲の捉え方に、与えられた条件の根拠があるか。
- 検討の途中で、対象範囲を無意識に変えていないか。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイの2.50%です。5秒間のCPU稼働時間は使用率80%から4秒となります。この間の停止時間は100ミリ秒なので、CPU稼働時間に対する割合は0.1秒÷4秒×100=2.50%です。
理由
CPUは1個で、使用率は常に80%です。5秒間を対象にすると、CPU稼働時間は5秒×0.80=4秒となります。ガーベジコレクションは5秒間に1回実行され、その間は全アプリケーションが停止するので、停止時間は100ミリ秒=0.1秒です。したがって、求める割合は(0.1秒÷4秒)×100=2.50%となります。
比較
経過時間5秒を分母にすると、(0.1秒÷5秒)×100=2.00%となりますが、設問が求めるのはCPU稼働時間に対する割合です。また、CPU稼働時間4秒にはGC処理時間も含まれるため、分母から0.1秒を差し引く必要はありません。6.25%や8.33%をCPU稼働時間4秒に適用すると、停止時間はそれぞれ0.25秒、0.3332秒となり、仕様の0.1秒と一致しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。2.00%は、停止時間100ミリ秒を経過時間5秒で割った割合に一致する。しかし、設問の分母はCPU稼働時間であり、5秒×80%=4秒となる。100ミリ秒÷5,000ミリ秒×100=2.00%では、CPUが稼働していない時間まで分母に含めてしまう。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。5秒間のCPU稼働時間は、5秒×0.80=4秒である。この間にガーベジコレクションは1回実行され、停止時間は100ミリ秒=0.1秒となる。したがって、0.1秒÷4秒×100=2.50%であり、GC処理時間も分母のCPU稼働時間に含まれる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。CPU使用率80%なので、5秒間のCPU稼働時間は4秒である。6.25%になるには、4秒×0.0625=0.25秒、すなわち250ミリ秒の停止が必要になる。画像の仕様は1回当たり100ミリ秒、5秒間に1回であり、必要な停止時間と一致しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。5秒間のCPU稼働時間4秒に対して8.33%の停止を想定すると、4秒×0.0833=0.3332秒となり、約333ミリ秒の停止が必要になる。実際の停止は5秒間に100ミリ秒だけなので、この割合が意味する停止時間は仕様の値を大きく上回っている。
学習のポイント
経過時間とCPU稼働時間を区別し、GC処理時間を含むCPU稼働時間を分母にして割合を求めることが学習の要点です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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