SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステム方式設計
- イシステム要件定義
- ウソフトウェア方式設計
- エソフトウェア要件定義
解き方のヒントを見る
活動の入出力で位置付けを捉える
共通フレームのプロセスでは、各アクティビティが何を受け取り何を生み出すかで役割が決まります。名称の印象ではなく、前後の流れの中でその作業がどの段階の成果に責任を持つかを軸に整理すると、位置付けの違いを捉えやすくなります。
この問題で問われていること
問われている作業について、その開始時点で手元にある情報と、完了時に次の工程へ引き渡す成果物は何かを確認する観点に絞ります。入力と出力の対応を押さえると、似た名称の活動どうしでも担当範囲の境界が見分けやすくなります。
視点
開発プロセスは複数のアクティビティが連鎖して構成され、ある活動の成果が次の活動の前提になります。そのため各活動は単独で覚えるより、直前から受け取るもの、自らが確定させるもの、後続に委ねるものという三つの面で捉えると、役割の重なりや混同を避けやすくなります。
確認ポイント
- その作業を始める前に、既に確定している情報は何か
- その作業が終わった時点で、新たに確定・作成されるものは何か
- その成果を受け取って次に進むのはどの段階の作業か
正解と解説を見る
正解
イ
解説
システム適格性確認テストで確認する内容を明確にするのは、システムが利用者や業務上の要求を満たすかを定める工程です。方式設計は実現方法を具体化する工程であり、ソフトウェア要件定義はソフトウェア内部の要求を扱う。
理由
システム適格性確認テストは、完成したシステムが利用目的やシステム要件を満たしているかを確認するためのテストです。そのため、テストで確認すべき内容を明確にする活動は、システム全体に対する要求を定義する工程に該当する。
比較
システム方式設計とソフトウェア方式設計は、要求を実現するための構成や処理方式を具体化する活動です。ソフトウェア要件定義は、システム要件をソフトウェアの視点に分けて定める活動であり、システム全体の適格性確認内容を定める活動とは対象範囲が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム方式設計は、定義されたシステム要件を実現するため、システムの構成や方式を具体化する活動である。テストで確認する内容そのものを要求として明確にする工程ではないため、システム適格性確認テストの確認内容を定める活動には該当しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。システム要件定義は、利用者や業務の要求を踏まえ、システム全体として何を満たすべきかを明確にする活動である。システム適格性確認テストでは、このシステム要件を満たしているかを確認するため、確認内容を定める活動として適切である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェア方式設計は、ソフトウェア要件を実現するための構造や処理方式を設計する活動である。対象はソフトウェアの実現方法であり、システム全体が利用者や業務の要求を満たすことを確認するテスト内容を明確にする活動ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ソフトウェア要件定義は、システム要件のうちソフトウェアで実現する部分を明確にする活動である。ソフトウェアに関する要求を定める点では関係するが、システム適格性確認テストが対象とするシステム全体の確認内容を定める活動とは範囲が異なる。
学習のポイント
システム全体の要求とソフトウェア内部の要求、さらに方式設計の役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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