SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アa,d,c,b,e
- イa,d,e,c,b
- ウa,e,c,b,d
- エa,e,d,c,b
解き方のヒントを見る
目的と評価範囲を切り分ける視点
ソフトウェアテストの記述を読むときは、説明が何を明らかにするためのものか、どの対象や段階に関わるものか、結果をどう評価する話かを混同せず、文脈との対応を一つずつ確認しましょう。
この問題で問われていること
各記述を見たら、まず「その説明は何を判断するために置かれているか」という役割だけに注目してください。実施対象や得られる結果を同時に決めつけず、文中の目的とのつながりを丁寧に読み取ります。
視点
テストに関する説明は、活動の狙い、扱う対象の広がり、得られた結果の受け止め方など、異なる観点が近接して書かれることがあります。まず一つの観点に絞り、記述がどの判断を支えるものかを整理してから、周辺の表現との関係を確認します。
確認ポイント
- 記述が説明している判断や確認の対象を一つに絞って読む
- 文中の目的と、対象・範囲に関する説明を混ぜずに整理する
- 結果への言及が、実施内容そのものか評価の観点かを確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
プログラムテスト仕様書は,まずテスト全体の概要を記述し,テスト項目を列挙する。その後,テストケースを設定し,ケースごとのテストデータと予想結果を作成し,最後に実行時の詳細手順を定める。したがって順序はa,d,c,b,eです。
理由
最初にテスト環境やテスト方法などの概要を記述し、次に確認対象となるテスト項目を漏れなく列挙する。その項目を基にテストケースを設定し、各ケースのデータと予想結果を準備した後、実行時の個々の詳細手順を決める。
比較
テストを実行する詳細手順は、対象となるケースや入力データ、予想結果が定まってから設定する必要がある。したがって、概要の後に項目、ケース、データと予想結果、詳細手順へ進む作成順序が適切です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。aでテスト環境や方法などの概要を示し、dでテスト項目を全て列挙する。その後、cでテストケースを設定し、bでケースごとのテストデータと予想結果を作成して、最後にeで実行時の個々の詳細な手順を定める順序になっている。
選択肢イ
これは不正解だよ。aとdの後にeを置いているが、eの詳細な実行手順を設定するには、先にcでテストケースを設定し、bでテストデータと予想結果を用意する必要がある。したがって、eがcやbより前にある点が不適切である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。aの概要の後にeの詳細な実行手順を設定しているが、実行対象となるテスト項目やテストケースがまだ具体化されていない。そのため、eをこの位置に置くことはできず、さらにdが最後に残っている点も作成手順と合わない。
選択肢エ
これは不正解だよ。aの後にeを置いているため、テストケースやテストデータが定まる前に詳細手順を設定している。また、この順序ではdのテスト項目の列挙は3番目で、最後はbのテストデータと予想結果の作成であり、適切な流れになっていない。
学習のポイント
テスト仕様書を概要から実行可能な詳細へ具体化する作業順序
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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