SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア1,3,2,4
- イ3,1,4,2
- ウ3,4,2,1
- エ4,3,2,1
解き方のヒントを見る
テストの検討範囲を条件から整理する
テストデータの網羅性を考える際は、何を確認の対象とするかを先に定めることが大切です。与えられた条件を手掛かりに、検討範囲の捉え方が途中で変わっていないかを確かめながら整理しましょう。
この問題で問われていること
この分野では、データの数だけで網羅性を判断せず、確認したい条件と検討範囲との対応に着目して考えてみましょう。判断の根拠を与えられた条件に置き、同じ観点で全体を捉えられているかを確認することがポイントです。
視点
網羅性を検討する前に、確認の対象となる範囲を自分の言葉で整理してみましょう。その範囲を一貫して用いることで、検討の途中で判断の基準が変わっていないかを振り返りやすくなります。
確認ポイント
- 確認の対象を同じ観点で捉えているか
- 検討範囲の根拠を与えられた条件に置いているか
- 整理の途中で確認対象の範囲を変えていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。3→空リスト、1→先頭、4→末尾、2→途中の順に挿入され、空リストと三種類の挿入位置を網羅できます。ほかの組合せには試せない挿入位置があります。
イが挿入位置を網羅する理由
確認するケースは、空リストへの挿入と、要素があるリストの先頭・末尾・途中への挿入です。イの3,1,4,2を順に入力すると、まず空リストに3を挿入して[3]となります。次に1を先頭に挿入して[1,3]、4を末尾に挿入して[1,3,4]、2を1と3の間に挿入して[1,2,3,4]となり、全てのケースを試せます。
ほかの組合せで欠けるケース
アは1→空、3→末尾、2→途中、4→末尾で、先頭への挿入がありません。ウは3→空、4→末尾、2→先頭、1→先頭で、途中への挿入がありません。エは4→空、3→先頭、2→先頭、1→先頭で、末尾と途中への挿入がありません。ここで「空」は空リストへの最初の挿入を表します。
選択肢ア
これは不正解だよ。1は空リストに挿入され、3は[1]の末尾に、2は[1,3]の途中に、4は[1,2,3]の末尾に挿入される。途中への挿入は試せるが、既存の要素より小さい値を先頭に挿入する場面がないため、挿入位置の網羅性が不足する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。3は空リストに挿入され、1は[3]の先頭に、4は[1,3]の末尾に、2は[1,3,4]の途中に挿入される。空リストへの挿入に加え、先頭・末尾・途中への挿入を全て試せるため、提示された組合せの中で挿入位置を網羅できる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。3は空リストに挿入され、4は[3]の末尾に、2は[3,4]の先頭に、1は[2,3,4]の先頭に挿入される。空リストへの挿入と末尾・先頭への挿入は試せるが、既存の二つの要素の間に挿入する場面がないため、途中への挿入を確認できない。
選択肢エ
これは不正解だよ。4は空リストに挿入され、3は[4]の先頭に、2は[3,4]の先頭に、1は[2,3,4]の先頭に挿入される。最初の挿入を除くと全て先頭への挿入となり、末尾や途中へ挿入する場面がないため、それらの処理をテストできず網羅性が不足する。
学習のポイント
入力のたびに昇順のリストを更新し、空リスト・先頭・末尾・途中への挿入を区別して、テストの網羅性を確認しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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