SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アソフトウェア品質の基本概念,ソフトウェア品質マネジメント,ソフトウェア品質技術の三つのカテゴリからなる知識体系
- イソフトウェア要求,ソフトウェア設計,ソフトウェア構築,ソフトウェアテスティング,ソフトウェア保守など10の知識エリアからなる知識体系
- ウビジネスアナリシスの計画とモニタリング,引き出し,要求アナリシス,基礎コンピテンシなど七つの知識エリアからなる知識体系
- エプロジェクトマネジメントに関して,スコープ,時間,コスト,品質,人的資源,コミュニケーション,リスク管理など九つの知識エリアからなる知識体系
解き方のヒントを見る
名称と目的・対象を結び付けて整理する
標準やフレームワークは名前が似ていても、何を対象として何を実現するために作られたかが異なります。名称の印象や略語の響きに頼らず、その枠組みが扱う対象と目的を自分の言葉で説明できるかを基準に、提示された情報を一つずつ照合してみましょう。
この問題で問われていること
この種の問題で問われやすいのは、各枠組みが「誰の・どの活動を・何のために」扱うものかという守備範囲の把握です。似た領域の枠組み同士でも、焦点を当てる活動や成果物が異なる点に注意し、対応関係を判断する根拠を明確にしましょう。
視点
標準やフレームワークを区別するときは、名称そのものを暗記するよりも、その枠組みの守備範囲、つまり主な対象(組織・プロセス・製品・人材など)と、それによって達成しようとする目的をセットで捉えると整理しやすくなります。名称に含まれる語や略語の印象は手掛かりになる一方で、思い込みの原因にもなります。枠組みごとに「何を対象に、何のために定めたものか」を一文で言えるかを確かめ、その一文と照らし合わせて対応関係を判断する姿勢が大切です。
確認ポイント
- それぞれの枠組みが主に何を対象として扱うものか、自分の言葉で一文にまとめられるか
- その枠組みが達成しようとしている目的と、提示された説明の焦点が一致しているか
- 名称の響きや略語の印象だけで判断せず、対象と目的という根拠に基づいて対応付けているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
BABOKは、ビジネスアナリシスに関する知識体系であり、計画やモニタリング、要求の引き出し、要求アナリシスなどの知識エリアで構成されます。
理由
BABOKはBusiness Analysis Body of Knowledgeの略称で、ビジネスアナリシスの実務を整理した知識体系です。選択肢ウは、計画とモニタリング、引き出し、要求アナリシス、基礎コンピテンシなど、ビジネスアナリシスに対応する知識エリアを示しています。
比較
アはソフトウェア品質、イはソフトウェア開発、エはプロジェクトマネジメントに関する知識体系の説明です。いずれもBABOKが対象とするビジネスアナリシスの分類ではないため、設問の説明には該当しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ソフトウェア品質の基本概念、品質マネジメント、品質技術という分類は、ソフトウェア品質を扱う知識体系の説明であり、ビジネスアナリシスの知識体系であるBABOKの対象とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソフトウェア要求、設計、構築、テスティング、保守などの分類は、ソフトウェア開発のライフサイクルや技術領域を整理したものだ。BABOKはソフトウェア開発工程そのものを10領域で整理した知識体系ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。BABOKはビジネスアナリシスに関する知識体系であり、計画とモニタリング、引き出し、要求アナリシス、基礎コンピテンシなどの知識エリアから構成される。選択肢はその内容を説明している。
選択肢エ
これは不正解だよ。スコープ、時間、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク管理などは、プロジェクトを管理する観点の分類である。これはプロジェクトマネジメントの知識体系であり、BABOKの説明ではない。
学習のポイント
BABOKと、ソフトウェア開発・品質管理・プロジェクト管理の知識体系を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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