SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステム結合及びテストの実現可能性
- イシステム要件との外部一貫性
- ウシステム要件のテスト網羅性
- エシステム要件への追跡可能性
解き方のヒントを見る
判断の前提と対象範囲をそろえる
この分野を学ぶときは、判断の前提と対象範囲がそろっているかに注目しましょう。同じ言葉が使われていても、扱う範囲が変われば意味の受け取り方も変わるため、まず与えられた条件に立ち戻って整理することが大切です。
この問題で問われていること
検討する際は、判断の対象として明示されている範囲と、自分が思い浮かべている範囲の一致を確かめてください。一般的な知識で条件を補いすぎず、どこまでが与えられた前提なのかを区切ることに意識を向けましょう。
視点
用語の印象だけで範囲を広げると、与えられた条件から離れた判断になりやすくなります。明示された範囲と、自分が補った範囲を分けて整理しましょう。
確認ポイント
- 判断の対象範囲を確認したか
- 明示された条件と自分の補足を区別したか
- 途中で対象範囲を広げていないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウです。共通フレーム2007では、システム結合テストの評価でシステム要件のテスト網羅性を考慮します。ア・イ・エは、結合より前の工程で実施可能性や成果物の整合性、要件との対応を評価する観点です。
理由
システム結合テストでは、結合したシステムに対するテストが、確認すべきシステム要件を十分に対象としているかを評価します。この観点が「システム要件のテスト網羅性」です。例えば、確認すべき要件に対応するテストが欠けていれば、実施したテストが成功していても網羅性には不足があります。
比較
アは、システム方式設計などで後工程となるシステム結合・テストの実施可能性を評価する観点です。システム結合の評価にも後工程の実現可能性は含まれるため、実現可能性という語だけでは判別できません。イは、ソフトウェア要件などの評価対象が、その外部にあるシステム要件と整合しているかという観点です。エは、ソフトウェア要件や設計内容から、その根拠となるシステム要件をたどれるかという観点です。イとエは要件定義や設計などで成果物を評価する基準であり、ウとは用いる工程と評価内容が異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム結合及びテストの実現可能性は、システム方式設計など、結合より前の工程で後工程を実施できるか確かめる観点です。システム結合の評価にも後工程の実現可能性は含まれますが、この選択肢は結合・テスト自体を後工程として評価する点が異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。システム要件との外部一貫性は、ソフトウェア要件などの評価対象が、その外部にあるシステム要件と整合しているかを見る観点です。ソフトウェア要件定義などで成果物の整合性を評価する基準であり、本問のシステム結合テストの評価基準とは工程と評価対象が異なります。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。システム要件のテスト網羅性は、結合したシステムに対するテストが、確認すべきシステム要件を十分に対象としているかという観点です。共通フレーム2007では、システム結合テストの評価で考慮する基準に含まれます。要件に対応するテストの不足や抜けを確認します。
選択肢エ
これは不正解だよ。システム要件への追跡可能性は、ソフトウェア要件や設計内容などが、どのシステム要件に由来するかをたどれることです。ソフトウェア要件定義やシステム方式設計などで成果物と要件の対応を評価する観点であり、本問のシステム結合テストで問われる基準とは異なります。
学習のポイント
評価基準の名称だけでなく、どの工程で何を評価する基準なのかを対応付けて理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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