SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア機密データの保管状況に関する資料及び文書類を入手し,内容を点検する。
- イシステムの運用状況について,関係者に口頭で問い合わせ,回答を入手する。
- ウデータの生成から入力,処理,出力,利活用までのプロセス,及び組み込まれている一連のコントロールを確認する。
- エテストデータを監査対象プログラムで処理し,期待した結果が出力されるかどうかを確かめる。
解き方のヒントを見る
検討する対象の範囲をそろえる
システム監査について考えるときは、何を検討の対象としているかという範囲に注目しましょう。まず与えられた情報の中で対象を示す部分を確かめ、読み取れる範囲を越えて意味を広げないように整理します。
この問題で問われていること
監査という大きな話題と、いま検討している対象の範囲を分けて捉えることが焦点です。記載されている内容だけを手掛かりに、どこまでが対象として示されているのかを確認し、別の範囲の話を混ぜずに考えましょう。
視点
対象の範囲とは、いま何について考えているかを区切るものです。関連して思い浮かぶ知識も、示された範囲に含まれるかを確かめてから整理すると、検討の焦点を保ちやすくなります。
確認ポイント
- 検討する対象の範囲を確認したか
- 示されていない範囲まで意味を広げていないか
- 整理した内容が同じ対象範囲に収まっているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウ。ウォークスルー法は、データの生成から入力、処理、出力、利活用までの一連のプロセスと、組み込まれているコントロールを確認する手法です。この確認だけで継続的な運用有効性まで判断できるとはいえない。
理由
ウォークスルー法では、データの生成から入力、処理、出力、利活用までのプロセスと、そこに組み込まれている一連のコントロールを確認する。ウはこの内容を説明しているため、適切です。コントロールが継続的に有効に運用されていることまで、この確認だけで結論付ける説明は避ける必要がある。
比較
アは資料及び文書類を入手して内容を点検する文書の閲覧・点検、イは関係者に口頭で問い合わせて回答を得るインタビュー法、エはテストデータの処理結果を期待した結果と照合するテストデータ法です。それぞれの確認対象と確認方法を結び付けて覚えると区別しやすい。
選択肢ア
これは不正解だよ。資料及び文書類を入手して内容を点検する説明なので、文書の閲覧・点検に当たる。機密データの保管状況を資料から確認する手法であり、データの一連のプロセスと、そこに組み込まれたコントロールを確認するウォークスルー法とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。関係者に口頭で問い合わせて回答を入手する説明なので、インタビュー法に当たる。システムの運用状況に関する情報を関係者の回答から得る手法であり、データの一連のプロセスと、組み込まれたコントロールを確認するウォークスルー法の説明ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ウォークスルー法は、データの生成から入力、処理、出力、利活用までの一連のプロセスと、組み込まれているコントロールを確認する手法である。この選択肢はその内容に一致する。この確認だけで、コントロールの継続的な運用有効性まで判断できるとはいえない。
選択肢エ
これは不正解だよ。テストデータを監査対象プログラムで処理し、期待した結果が出力されるかを確かめる説明なので、テストデータ法に当たる。プログラムの処理結果を検証する手法であり、データの生成から利活用までのプロセスと一連のコントロールを確認するウォークスルー法とは異なる。
学習のポイント
ウォークスルー法の確認対象を理解し、文書の閲覧・点検、インタビュー法、テストデータ法との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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