SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア0.4
- イ0.6
- ウ1.3
- エ1.95
解き方のヒントを見る
可用性を考える時間の視点
サービスの状態を考えるときは、対象期間と、その期間内で何を停止として扱うかをまず切り分けます。用語の印象や数値の大小だけで判断せず、同じ基準で時間を比較できるかを確認しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心は、可用性を評価する時間の範囲と、停止時間として数える出来事の定義がそろっているかです。測定対象、集計期間、除外条件の関係を文章に沿って丁寧に読み取ります。
視点
時間の範囲と状態の定義を分けて整理し、どの時点を評価対象に含めるか、どの出来事を同じ基準で扱うかを確認します。用語を単独で覚えるより、対象期間と記録される状態の対応を図や表にすると、判断の軸がぶれにくくなります。
確認ポイント
- 評価対象となる期間が、設問内で一貫しているか確認する。
- 停止として扱う状態の境界が、説明の途中で変わっていないか確認する。
- 期間と状態の組み合わせを、同じ単位・同じ基準で比べているか確認する。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
サービス提供時間は1日15時間を20日分で300時間です。実績99.3%と目標99.5%の差は0.2ポイントなので、300時間×0.2%=0.6時間となります。
理由
サービス提供時間帯は7時から22時までの15時間で、20日間では15時間/日×20日=300時間/月です。実績99.3%では停止率は0.7%、目標99.5%以上では停止率を0.5%以下にする必要があります。したがって、減らすべき停止時間は300時間×(0.7%-0.5%)=0.6時間です。
比較
可用性の差は0.2ポイントですが、これを月間の評価対象時間300時間に掛けます。なお、提供時間を24時間で計算すると条件と異なり、日数や可用性の差を取り違えても別の値になります。
選択肢ア
これは不正解だよ。サービス提供時間は15時間/日×20日=300時間/月です。実績と目標の可用性の差は0.2%なので、停止時間の差は300時間×0.2%=0.6時間になります。0.4時間は、設問の提供時間または可用性の差を正しく反映していない値です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。サービス提供時間は1日15時間、月20日なので合計300時間/月です。実績99.3%から目標99.5%以上へ改善する差は0.2ポイントであり、必要な停止時間の削減は300時間×0.2%=0.6時間です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。月間のサービス提供時間は15時間/日×20日=300時間です。必要な改善幅は可用性0.2ポイントなので、停止時間の差は0.6時間です。1.3時間は、実績の停止率や目標の停止率を差ではなく別の値として扱った計算と整合しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービス提供時間は7時から22時までの15時間を20日間で、300時間/月です。可用性の差は0.2%で、停止時間の削減量は300時間×0.002=0.6時間です。1.95時間は、条件から求まる差より大きく、正しい換算結果ではありません。
学習のポイント
可用性の割合を、月間のサービス提供時間と停止時間へ正しく変換する方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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