SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ

令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

W3Cで仕様が定義され、矩形や円、直線、文字列などの図形オブジェクトをXML形式で記述し、Webページでの図形描画にも使うことができる画像フォーマットはどれか。

選択肢

  1. ア
    OpenGL
  2. イ
    PNG
  3. ウ
    SVG
  4. エ
    TIFF
解き方のヒントを見る

用途と制約の対応を確認する

画像形式を検討するときは、見た目だけで判断せず、利用場面で求められる条件と、保存・表示・共有時に生じる制約の対応関係へ目を向け、説明全体の前提をそろえて考えます。

この問題で問われていること

各選択肢について、想定される利用目的と、品質・容量・扱いやすさなどの評価軸が同じ前提で語られているかを照らし合わせ、説明同士の整合性から判断の根拠を整理してください。

視点

画像形式を比べる際は、単独の性質を覚えるより、利用目的に対して何を優先する必要があるかを先に定めます。そのうえで、各説明がどの評価軸に関する話かを整理し、条件との結び付きが妥当かを確認します。

確認ポイント

  • 利用場面で重視される評価軸が何かを、選択肢ごとに同じ基準で確認する。
  • 品質、データ量、表示環境などの観点が、説明の中で混同されていないかを見る。
  • 性質の説明と利用目的の関係が、前後で一貫しているかを確かめる。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

W3Cで仕様が定義され、矩形・円・直線・文字列などの図形をXML形式で記述してWebページ上で描画できる画像フォーマットはSVGです。図形を要素として扱うため、拡大縮小にも適しています。

理由

SVGはScalable Vector Graphicsの略称で、W3Cが仕様を定義しています。矩形、円、直線、文字列などの図形をXML形式の要素として記述でき、Webページ内の図形描画にも利用できます。

比較

OpenGLは主にコンピュータグラフィックス用のAPI、PNGとTIFFは画素を記録するラスター画像形式です。したがって、問題文のXMLによる図形記述という条件にはSVGが合致します。

選択肢ア

これは不正解だよ。OpenGLは3Dグラフィックスなどを描画するためのAPIであり、矩形や円をXML形式の画像ファイルとして記述するフォーマットではありません。問題文が問う画像フォーマットの条件を満たさないため、不適切です。

選択肢イ

これは不正解だよ。PNGは画像を画素の集合として保存するラスター形式で、一般にXMLで矩形や円などの図形オブジェクトを記述する形式ではありません。Webで使われますが、問題文の図形記述方式とは異なります。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。SVGはW3Cで仕様が定義されたベクター画像フォーマットです。矩形、円、直線、文字列などをXML形式の図形要素として記述でき、Webページでの図形描画にも利用できます。

選択肢エ

これは不正解だよ。TIFFは主に写真や印刷向けの画像を画素情報として保存するラスター形式です。XML形式で図形オブジェクトを記述し、Webページで描画することを主な特徴とするフォーマットではありません。

学習のポイント

ベクター形式とラスター形式、画像フォーマットと描画APIの違いを区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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