SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和3年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アe-Gov
- イSociety 5.0
- ウWeb 2.0
- エダイバーシティ社会
解き方のヒントを見る
社会構想を整理するための視点
社会全体の課題を技術だけでなく、暮らし方、制度、産業、地域との関係から捉え、名称の印象ではなく、目指す社会像と実現の方向性、関係者の役割を照らし合わせて考えます。
この問題で問われていること
各候補が示す社会の捉え方について、中心となる目的や対象範囲が、問題文で説明される背景や課題意識とどのように結び付くかを一つずつ確認し、共通する観点で整理してください。
視点
社会構想の名称を考えるときは、言葉の知名度や印象だけで判断せず、どのような課題を背景に、どの範囲の社会を捉えようとしているかという概念の対応関係を確認します。
確認ポイント
- 名称から受ける印象ではなく、説明されている社会像の中心課題に注目する
- 技術・制度・生活・産業のどの関係を軸に整理しているかを確認する
- 候補の表現と問題文の目的や背景が同じ観点で対応しているかを見比べる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
IoTなどのICTを最大限に利用し、サイバー空間とフィジカル空間を融合して、年齢や性別などにかかわらず必要なサービスを提供する社会の実現を目指す取組は、Society 5.0と呼ばれます。
理由
Society 5.0は、IoT、AIなどのICTを活用してサイバー空間とフィジカル空間を融合し、必要なものやサービスを人々に適切に提供する社会の実現を目指す概念です。設問の“超スマート社会”の説明と一致します。
比較
e-Govは電子政府のサービス、Web 2.0は利用者参加型のWeb技術やサービスの変化、ダイバーシティ社会は多様性を尊重する社会を指します。いずれも設問の社会全体の構想を表す用語ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。e-Govは、行政手続や行政情報をインターネット上で利用しやすくする電子政府の総合窓口を指す名称です。行政サービスに関係する用語ではありますが、IoTなどを活用して社会全体を高度化する“超スマート社会”の実現構想そのものを表す言葉ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。Society 5.0は、IoTやAIなどのICTを活用し、サイバー空間とフィジカル空間を融合させて、必要なものやサービスを人々に適切に提供する社会の実現を目指す概念です。設問の“超スマート社会”の説明と一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。Web 2.0は、利用者が情報を発信したり共有したりする、参加型・双方向型のWebサービスの発展を表す用語です。Webに関する技術や利用形態の変化を示すものであり、サイバー空間とフィジカル空間を融合した社会全体の構想を指すものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。ダイバーシティ社会は、年齢、性別、文化、価値観などの違いを尊重し、多様な人々が共に暮らし働く社会を表します。設問にも年齢や性別への言及はありますが、ICTによる空間融合やサービス提供を中心とする社会構想の名称ではありません。
学習のポイント
超スマート社会とSociety 5.0の関係を、ICT活用と社会課題の解決という観点で整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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