SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ

令和3年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問26

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa,bに入れる語句の適切な組合せはどれか。
縦軸aと横軸bをもつPPMマトリックス。縦軸は上が高・下が低、横軸は左が高・右が低で、左上に花形、右上に問題児、左下に金のなる木、右下に負け犬を配置した図。
縦軸aと横軸bをもつPPMマトリックス。縦軸は上が高・下が低、横軸は左が高・右が低で、左上に花形、右上に問題児、左下に金のなる木、右下に負け犬を配置した図。

選択肢

  1. ア
    a:売上高利益率 b:市場占有率
  2. イ
    a:市場成長率 b:売上高利益率
  3. ウ
    a:市場成長率 b:市場占有率
  4. エ
    a:市場占有率 b:市場成長率
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PPMマトリックスを読む視点

PPMマトリックスを整理するときは、図に置かれた要素を個別に暗記せず、評価軸と区分、対象の関係が一貫して対応しているかを確認する視点を丁寧に持ちましょう。

この問題で問われていること

この問題では、各要素の名称そのものよりも、マトリックス上の位置や区分が、どの評価軸と対象の関係を示しているかを照合することに集中します。

視点

PPMマトリックスの構成を考える際は、図を複数の部品に分けて見たうえで、軸が示す評価の切り口、区画の分け方、配置される対象の対応関係を順に確かめます。

確認ポイント

  • 問題で示された軸が、何を比較するためのものか確認する
  • 区分や配置が、同じ基準で整理されているか照合する
  • 対象の名称と図中の位置を、対応関係から慎重に読み取る
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

PPMマトリックスは、市場の成長性と自社事業の市場での相対的な強さを軸にして、花形、問題児、金のなる木、負け犬の四分類を配置します。図では縦軸が市場成長率、横軸が市場占有率を示します。

理由

図の縦軸は上に行くほど市場の成長性が高く、下に行くほど低くなっています。横軸は左側ほど事業の市場での占有率が高く、右側ほど低くなる構成です。したがって、aは市場成長率、bは市場占有率に対応します。

比較

市場成長率が高く市場占有率も高い事業は花形、成長率が高く占有率が低い事業は問題児です。一方、成長率が低く占有率が高い事業は金のなる木、両方が低い事業は負け犬となります。

選択肢ア

これは不正解だよ。売上高利益率は事業の収益性を示す指標であり、PPMマトリックスの縦軸として図が分類している市場の成長性とは異なります。bの市場占有率は横軸に対応しますが、aの指標が図の軸と一致していません。

選択肢イ

これは不正解だよ。aの市場成長率は縦軸の内容と一致します。しかし、売上高利益率は企業や事業の収益性を表す指標であり、図の横軸が示す市場での相対的な占有状況を表すものではありません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。PPMマトリックスでは、縦軸に市場成長率を置いて市場の成長性を示し、横軸に市場占有率を置いて事業の競争上の位置を示します。図の花形、問題児、金のなる木、負け犬の配置とも整合します。

選択肢エ

これは不正解だよ。市場占有率はPPMで用いる指標ですが、図では横軸の高低を表すものです。市場成長率は縦軸に対応するため、aとbを左右逆に置いたこの組合せは、図の軸の向きと一致しません。

学習のポイント

PPMでは市場成長率と市場占有率を別々の軸として読み取ることが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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