SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成29年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アエラーログ取得機能
- イ記憶装置のビット誤り訂正機能
- ウ命令再試行機能
- エ予防保守
解き方のヒントを見る
目的と対象を切り分ける視点
各選択肢を見比べるときは、まず何を改善したいのかと、どの対象へ働きかける案なのかを分けて捉え、目的と手段の対応関係に注目しましょう。用語の印象だけで判断しないことが大切です。
この問題で問われていること
一つの観点として、改善の狙いと変更される対象が同じ方向を向いているかを確認してください。選択肢ごとの表現を、目的・対象・期待する効果の順に静かに整理すると比較しやすくなります。
視点
目的と対象を分けて整理し、各案がどの部分に働きかけようとしているかを落ち着いて確認します。個別の用語や印象より、対応関係に注目しましょう。
確認ポイント
- 改善したい対象を短い言葉で置き換えられるか
- 提案されている働きかけの対象を読み取れるか
- 目的と対象のつながりを一文で説明できるか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
MTBFは故障から次の故障までの平均時間、MTTRは故障発生から修理・復旧までの平均時間を表します。障害原因の把握を支援する機能は、復旧作業の短縮に結び付きます。
理由
エラーログ取得機能は、障害発生時の状況や原因を調査するための情報を記録します。原因特定が速くなれば、修理や復旧までの時間を短縮できるため、MTTRを短くするのに役立ちます。
比較
ビット誤り訂正機能や命令再試行機能は、障害の影響を抑えたり処理を継続したりする機能です。予防保守は故障の発生を抑える活動であり、いずれも設問のMTTR短縮を直接示すものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。エラーログ取得機能は、障害発生時の動作状況やエラー内容を記録し、原因の特定を支援する。調査や修理に必要な時間を短縮できるため、故障発生から復旧までの平均時間であるMTTRの短縮に役立つ。
選択肢イ
これは不正解だよ。記憶装置のビット誤り訂正機能は、記憶内容のビット誤りを検出・訂正し、誤りの影響を抑えるための機能である。障害の発生や影響の抑制に関係するが、原因調査や修理時間を短縮する機能ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。命令再試行機能は、命令実行時に一時的な障害が起きた場合、同じ命令を再度実行して処理を継続する機能である。復旧を待たずに処理できる場合はあるが、保守員の修理や原因特定に要するMTTRを短くするものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。予防保守は、点検や部品交換などを故障前に行い、故障の発生を抑える活動である。故障間隔を長くすることに関係するが、発生した障害の原因調査や修理に要する平均時間であるMTTRを直接短縮する機能ではない。
学習のポイント
MTBFとMTTRの定義を区別し、各保守機能がどの段階に作用するかを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針