SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成26年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAES
- イECC
- ウRC4
- エRSA
解き方のヒントを見る
暗号化方式を見分ける視点
各選択肢を名称や印象だけで判断せず、用語が担う役割と保護しようとする対象の関係に分けて整理し、設問が求める対応の軸と照らして、表現の似ている概念を慎重に区別しましょう。
この問題で問われていること
一つの方式名から連想を広げすぎず、設問が求める対応の軸を先に決めたうえで、各用語の役割と対象の組合せだけを同じ基準で読み比べることに集中し、最後まで確認します。
視点
用語を比べるときは、名称の新旧や印象ではなく、何を守るための概念かという役割の境界をそろえて整理します。似た表現を同じものとみなさず、設問で指定された対応軸に沿って、各用語と対象の結び付きだけを照合します。
確認ポイント
- 問われている対応関係を、設問で指定された一つの軸に沿って確認する
- 各用語の役割と保護対象の結び付きを、同じ基準で整理して比べる
- 名称の印象に引きずられず、表現と概念の対応だけを慎重に照合する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
WPA2は無線LANの通信を保護するセキュリティ方式であり、通信データの暗号化にはAESが用いられる。ほかの選択肢は公開鍵暗号や別世代の暗号方式です。
理由
WPA2では、無線LANで送受信するデータを保護するための暗号化アルゴリズムとしてAESを利用する。したがって、該当する選択肢はAESです。
比較
ECCとRSAは公開鍵暗号に分類される方式であり、RC4はWPA2の標準的な暗号化アルゴリズムではありません。WPA2と通信データ暗号化の対応を覚えておくと判断しやすい。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。WPA2では、無線通信のデータを保護する共通鍵暗号としてAESが使われる。AESは通信内容を暗号化し、無線LAN上で送受信されるデータを第三者から読み取られにくくするため、WPA2で利用される暗号化アルゴリズムとして適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。ECCは楕円曲線を利用する公開鍵暗号方式で、鍵交換や電子署名などに用いられる技術である。WPA2で無線LANの通信データを暗号化する中心的なアルゴリズムを示す選択肢ではないため、この設問の答えにはならない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。RC4はストリーム暗号で、かつてWEPなどの方式で使われた暗号アルゴリズムである。しかし、WPA2で利用される標準的な通信データ暗号化アルゴリズムを表すものではないため、RC4を選ぶのは不適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。RSAは公開鍵暗号方式で、鍵交換や電子署名などに利用される。一方、この設問で問われているのは、WPA2において無線LANの通信データを暗号化するアルゴリズムであるため、RSAは該当しない。
学習のポイント
無線LANのセキュリティ方式と暗号アルゴリズムの対応関係を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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